2014年5月19日
埼玉県 志望校の決め方
こんにちは、家庭教師のトライ埼玉校です!
今回は「中学生向け、志望校の決め方」についてお話したいと思います。
まず、高校は国立、公立、私立の3つに区分されます。
①国立高校
募集人数は少数で、入試の難易度、合格の基準も高く、
学力レベルが非常に高いのが特徴です。
ただし、国立大学の「教育実験校」として設立されているため、授業の形態やカリキュラムは
受験向きに組まれているわけではないので、ここに注意が必要です。
また、系列の国立大学の入学に関しても、他校出身者より有利になるということは少なくなっています。
学費は公立高校よりは若干高く、私立高校よりはかなり安くなっています。
②公立高校
埼玉県の公立高校の選抜は、調査書と学力検査(入学試験)の成績を資料とし、
面接の結果およびその他の資料を参考にして行われます。
普通科のほかに理数科、外国語科、商業科、工業科、農業科などがあります。(下記参照)
授業料は実質無償のため、学費はかかりません。
私立高校に比べて、公立高校は文部科学省の管轄下にあり、
特定の方向や主義、宗教などに偏ることなく、教育の中立性、公共性を保つことが特徴となっています。
③私立高校
入学試験を単願・併願の区分で実施しており、通常、入試では
筆記による学力試験、面接、作文などが行われます。
学力試験の科目数は国語、数学、英語の3科目という学校が多いので
この3科目が得意で理科、社会が苦手という方は、私立の受験に向いていると言えます。
個性的な教育が受けられる反面、3年間にかかる学費は高額になります。
では志望校はどうやって選べばいいのか?
⇒やはり一番のポイントは、高校卒業後の進路はどうするのかということです。
大学、専門学校への進学を目指すなら普通科の進学校に入学するのが一般的ですが、
特定の分野(商・工業系や看護系など)に進むのであれば、職業高校出身者のほうが有利なケースもあります。
そうした点を踏まえて、実際に高校を選ぶときには次の点に注目しましょう。
・全体の進学率は何%くらいか
・現役、浪人の占める割合はどれくらいか
・どのような大学(国公立、私立大学)に合格者を出しているか
・自分の進みたい大学に合格実績があるか
・近年、合格実績が上がっているか
他にも自分が気になることがあれば先輩や学校担当者にヒアリングすることをお勧めします。
≪番外編:公立高校の内容区分について≫
公立高校や私立高校と言ってもその中で、
・一般教養を幅広く学ぶ普通科高校
・ビジネスや商業について学ぶ商業高校
・工業や産業について学ぶ工業高校
・看護や福祉系などの専門学科がある高校
などがあげられます。
普通科は大学進学者が多く、商業・工業科は資格を習得して卒業後就職する人もいるなど、
どのような高校を選ぶかによって卒業後の進路も大きく変わってきます。
将来何をしたいか、どのような職業に就きたいかなども考え志望校を決めることが大切です。
埼玉県の公立高校についても一部ですが紹介していきます。
気になる学校があったらオープンキャンパスや文化祭に参加してみてください。
【普通科高校】
浦和高校・浦和第一女子高校・川越高校・春日部高校・大宮高校・熊谷高校・蕨高校・越谷北高校
浦和西高校・所沢北高校・川口北高校・熊谷女子高校・熊谷西高校・浦和西高校・所沢北高校・川口北高校
【商業高校】
浦和商業高校・大宮商業高校・岩槻商業高校・熊谷商業高校・所沢商業高校・幸手商業高校・深谷商業高校
【工業高校】
久喜工業高校(電気・工業化学・機械・環境科学・情報技術)
川越工業高校(繊維デザイン・建築・機械・電気・化学技術・工業技術)
大宮工業高校(機械・電気・建築・電子機械・工業技術)
川口工業高校(機械・電気・情報通信・工業技術)
熊谷工業高校(電気・建築・土木・機械・情報技術)
【看護や福祉系などの専門学科がある高校】
川口総合高校(生活福祉系列)・川越総合高校(生活デザイン系列)・熊谷農業高校(生活技術科)
鴻巣女子高校(家政科学科・保育科)・私立大川学園高校(福祉科)
越谷総合技術高校(服飾デザイン科・食物調理科)・狭山緑陽高校(健康・福祉系列)etc…
埼玉県だけでもたくさんの高校があります。
自分の将来や職業を見据えた志望校選択をしていきましょう。
私立・公立だけでなく、学科、校風、併願校についてなどなんでもトライにご相談ください。
方向や目標が定まって、その差分を埋めることが受験勉強です。
受験はもうスタートしています!