2011年11月9日
鳥取県大学入試 社会対策【公民】
公民科目は、従来の「現代社会」、「倫理」、「政治経済」に加え、
今年度より「倫理・政治経済」が新たに科目として増設されました。
高校の授業が現代社会と倫理・政治経済に分かれているため、倫理と政治経済を独立させた科目ではなく「倫理・政治経済」として試験科目がつくられました。今年が初めての試験になりますので具体的にどのような問題が出るかはっきりとしたことが言えませんが、おそらく理科総合のように「広く・浅く」出題されると思われます。
公民科目は、地歴より覚えなければならない量が少ないので社会1科目受験の理系受験者が利用することが多いです。
現代社会
一般常識で答えられる問題も多く、ほとんど対策をしないで受験する生徒もいるようですが、8割以上の得点を目指すのであればしっかりとした対策を立て、過去問演習を行う事が必須になります。その場合でも、地歴に比べれば必要な勉強量は少ないので負担は軽いでしょう。
倫理、政治経済
高校の必修科目では無いので高校の授業で選択していない生徒は避けた方が良いと思います。授業で選択しており、高校の授業が受験対策(センター対策)に力を入れている場合は、夏休み頃までに過去問又はマーク模試の問題を一度解いてみて、授業の勉強だけで半分近くの点数を取れるようであれば受験科目として検討してよいでしょう。
しかしながら、倫理、政治経済は利用できない大学もあります。自分の志望校の情報(夏休み段階では前年の募集要項)も確認し、利用できるようであれば対策を立てるようにしましょう。
倫理、政治経済は現代社会よりもさらに範囲が狭いです。その分突っ込んだ内容を問う問題もありますが、覚えなければならない量が格段に少ないので基本的な知識を得る時間は短くて済みます。実戦的な問題を繰り返し、高得点が得られるようにしましょう。