2011年11月16日
鳥取県 中学受験について
鳥取県の皆さんこんにちわ、本日は中学受験についてのお話をしたいと思います。
県内中学受験の対象となるのは、
国立鳥取大学附属中学校、私立湯梨浜学園中学校、私立米子北斗中学校です。
鳥大附属は高校が無い為、中学3年次に高校受験が控えておりますが、私立中は6年間一貫教育なので大学受験を見据えたカリキュラムになっております。
鳥大附属中へ進学を希望される場合、高校受験がありメリットが無いように思えますが、向学心を持った多くの生徒さんが鳥取西高・鳥取東高への進学を希望されており、学校の友人たちと切磋琢磨しながら学力を伸ばせるといった利点があります。
私立中は高校受験を考えずに6年間の計画で学習が出来るため、高2・高3の大学受験準備の段階で県立高の生徒さんよりも余裕を持って受験対策を行えるメリットがあります。
また、湯梨浜学園中が1学年30名、米子北斗中が1学年70名の少数募集のため、細やかな学習フォローが行われる事も利点です。6年間の顔ぶれが変わらないので、新しく人間関係を作ることが苦手な生徒さんにとっては有利に働くと思われます。但し人間関係がうまくいかない場合、環境を変えづらいと言うデメリットもあります。
進路に関しては前述のように、私立中は高校受験が無いので大学進学実績を見ます。
昨年度進学実績を見ると、
◎湯梨浜中 国公立8名(防衛大含) ◎米子北斗中 国公立20名進学
それぞれ1学年の人数や入学時の学力(学力にバラつきがあります)を考えると健闘していると思います。大学受験を意識した6年間の一貫教育が結実していると言えるでしょう。しかしながら、勉強についていけなくなっている生徒さんは高校進学早々に私立文系クラスに所属し、国公立受験を諦めざるえない状況になります。そのため日々の学習をしっかりと行うことが大事になります。
受験対策に関しては、附属中はある程度の受験対策・応用対策が求められますが、私立中は小学校内容をキッチリと身につけておけば十分です。日々の学校の授業を大切にして、取りこぼした部分を復習するようにしましょう。