教育プランナーブログ

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2025年度(令和7年度)大学入学共通テストに関して、文部科学省が2023年6月2日、「共通テスト実施大綱」を公表しました。また、大学入試センターが2023年6月9日、令和5年3月、「出題教科・科目の出題方法等」と「問題作成方針」を公表しています。今後のスケジュールとしては、大学入試センターが2024年6月頃に「共通テスト実施要項」を公表する流れとなります。

今回は令和7年1月実施分から新たな試験科目として加わる『情報Ⅰ』に焦点をあててお伝えします。

『情報Ⅰ』は新設された科目であり、コンピュータの仕組みやプログラミングなどが出題範囲とされています。試験は60分間で実施され、配点は100点です。試験問題は試作問題を見る限り、大問4問で構成され、新学習指導要領の4つの領域から均等に出題されると考えられます。プログラミング言語は、受験者が初めて見ても理解できる日本語プログラム表記が使用される予定です。

実施大綱~出題教科・科目の選択範囲および試験時間

旧教育課程による出題教科・科目の試験時間は以下の通りです。

※新教育課程を履修していない入学志願者に対しては,経過措置を講じることとされています。新教育課程履修者は,旧教育課程による出題科目を解答することはできません

『情報Ⅰ』(配点100点、時間配分60分)の問題作成方針

『情報Ⅰ』の問題作成方針は、「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針」に以下のように示されています。

◆ ⽇常的な事象や社会的な事象などを情報とその結び付きとして捉え,情報と情報技術を活⽤した問題の発⾒・解決に向けて探究する活動の過程,及び情報社会と⼈との関わりを重視する。
問題の作成に当たっては,社会や⾝近な⽣活の中の題材,及び受験者にとって既知ではないものも含めた資料等に⽰された事例や事象について,情報社会と⼈との関わりや情報の科学的な理解を基に考察する⼒を問う問題などとともに,問題の発⾒・解決に向けて考察する⼒を問う問題も含めて検討する。

◆プログラミングに関する問題を出題する際のプログラム表記は,授業で多様なプログラミング⾔語が利⽤される可能性があることから,受験者が初⾒でも理解できる⼤学⼊試センター独⾃のプログラム表記を用いる。

2025年度入試 各大学における『情報』の取り扱い

国立大学では共通テスト『情報』はほぼ必修となり、国立大学協会の基本方針に沿って導入されています。一方、公立大学では必修でないケースもありますが、他の教科との選択肢と組み合わせることで、『情報Ⅰ』を利用できる区分が多く存在します。一部の大学では、教科増加の影響を最小限に抑える配慮(得点化しない、他教科と比べて配点の比重を低くする、等)が行われています。
国公立大学の2次試験や一部の情報系学部で『情報』が導入される動きもありますが、初年度はそう多くなさそうです。

私立大学においては、大学ごとに『情報』の取り扱いは異なりますが、ほとんどの大学では他の教科との選択科目として扱われており、通常の教科・科目と同様に受験することができます。また、共通テスト利用方式の中には、『情報』を必修とする入試方式を導入している例もあります。

共通テストにおいては、国語、数学、地理歴史、公民の変更点もありますので、試作問題や問題作成方針を参考にして対策を立てることが重要です。

『情報』は新たな取り組みとなりますが、各大学の公表情報を確認しながら、志望校に合わせた学習計画と適切な対策を行ってください。

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