2011年9月24日
『岩手県高校入試 一般入学者選抜 社会①歴史の傾向と対策』
◇歴史
1. 出題傾向
第4問で日本の各時代の暮らしに関する問題。
第6問で近代の歴史の問題が出題されました。
第9問は総合問題で(1)に口分田に関する問題が入っています。
第4問は、(1)が鎌倉時代、(2)が奈良時代、(3)が室町時代、(4)が江戸時代、
(5)が(1)~(4)を時代ごとに並び替える問題と、歴史全体の流れが把握できているかが問われる問題。
第6問の(2)では、岩手県出身の内閣総理大臣についての問題となっています。
「平成23年度 岩手県高校入試問題」
第6問(2)次のA~Dは、岩手県出身の内閣総理大臣とその内閣にかかわるできごとをまとめたものです。
A~Dを年代の古い順に並び替え、その記号を書きなさい。
A:鈴木善幸-公職選挙法を改正して、参議院に比例代表制を導入した。
B:斎藤実-満州国の建国を国際連盟が認めなかったため、連盟を脱退した。
C:原 敬-陸軍・海軍・外務大臣以外を立憲政友会党員で組織する政党内閣が成立した。
D:米内光政-陸軍の唱える日独伊三国同盟締結に反対の立場をとり、政権は短命に終わった。
内閣総理大臣の並び替えと捉えると、難易度の高い問題となります。
出来ごとの並び替えと考えることがポイントです。
出来ごとのポイントとなる部分を列記します。
A:参議院。B:満州国建国。C:政党政治。D:日独伊三国同盟。
BとDの順番で勘違いしたかたも多いのではないでしょうか。
2. 来年度の予想
過去5年間、日本史中心の出題傾向となっています。
引き続き日本史中心の傾向に変化はないものと予想されます。
内容も基礎的なものが中心となるものと思われます。
3. 対策
日本史中心で出題されますが、何年かに一度、日本史と世界史との関連が出題されることもありますので、
日本のどの時代のどの出来事が世界の出来事と関わりあるかをおさえておく必要はあります。
語句や出来ごと、年号を暗記するのではなく、流れをしっかりと押さえておくことがポイントとなります。
流れを把握できるまで、教科書を繰り返し読むことが大切です。