2011年7月11日
『岩手県 理科は体験して学ぶ教科です』
岩手県久慈市で翼竜の化石が見つかりました。
約8500万年前の白亜紀後期の地層から発見された化石は、
長さ約16.8センチで、翼竜としては日本最大で大変貴重な化石です。
新種である可能性も残されているそうで、ロマンを感じますね。
化石に関することは、小学校の理科から高校の地学まで出てきます。
化石や恐竜は子どもにとって、興味、関心を持ちやすい分野です。
身の回りの地層を調べたり、地層の中に含まれる化石や鉱物を観察したり、
そこからさらに大地の作りや広がりを考えたりして、
関連ある周辺分野へ学習範囲を広げていけるようにすると良いでしょう。
理科は本来、自然に親しむことや、観察、実験など体験しながら学ぶ教科です。
体験を通して見た事、感じた事をみんなで話し合うことで、自然についての認識を深めていくことができます。
また、様々な考え方や感じ方などに触れる中で、自分の考え方や感じ方の幅を広げることも期待できます。
例えば、自分が住んでいる土地の下にも地層があることや、
火山のない自分の住んでいる地域に火山灰が堆積していることなど、
教科書の学びだけでは、身の回りのこととして捉えにくい側面があります。
そこで、実際に近所の公園や河川敷などにでかけ、自分たちの住む土地の地層を観察したり、
触れることで、身の回りのこととして実感することができるでしょう。
教科書や参考書だけで勉強するよりも、体験し、考え、話し合うことの学習効果は、
比べ物にならないくらい高いものと言えます。
ぜひ、この夏休には身近な自然に出かけて、体験してみてください。