2018年12月25日
愛媛県公立高校入試 国語の傾向と対策
愛媛県の皆さん、こんにちは!
今回は公立高校入試国語の傾向と対策についてお届けします。
国語の入試問題は、45分の制限時間で、大問5題が出題されています。また、それとは別に25分で作文の出題があります。
各大問の出題傾向・対策をまとめましたので、受験勉強の参考にしてください。
【大問1】
2000字程度の説明的文章の読解問題です。
文法問題が最初に1~2問出題されます。文の成分・品詞分類・活用の種類・活用形などを整理し暗記しておきましょう。
読解問題では、適語挿入・内容把握・語句の意味などが主に出題されます。選択式の問題もありますが、抜き出しや記述式の問題も多く出題されているので、練習しておきましょう。
また、時間配分には十分な注意が必要です。最初の大問という事もあり時間をかけがちですが、その後の問題を考えるとできれば15分、かけても17・8分以内には終えたいところです。時間を意識した練習を十分に行うとともに、時間がかかり過ぎるようなら一旦おいて先に進む等、工夫して取り組んでください。
【大問2】
漢字の読み読み取りの出題です。訓読み2問、音読み2問の構成となっています。
確実に点数を取りたい所ですが、難易度はやや難しくなっています。音読み・訓読み共に十分に復習しておきましょう。
【大問3】
漢字の書きが出題されます。音読み(熟語)2問、訓読み(送り仮名も含めて答える)2問の構成です。
こちらは難易度はさほど高くないので、確実に得点できる様練習しておきましょう。
【大問4】
文学的文章の読解問題です。文字数は 2200~2400字程度で、主な出題形式は、適語選択・表現把握・語句の意味・心情把握です。
大問1よりも文章が長い分、問題数は少なくなっています。ここも大問1と同じ様に、記述問題が多く慣れていないと時間がかかります。
冒頭に登場人物や場面を説明しているリード文があるので、初めにしっかりと押さえ、登場人物の関係性・場所・時間などなるべく多くの情報をしっかり把握してから本文に臨みましょう。
全体の配分で考えると、できれば10分程度、かかっても12分程度で解けるように時間を意識し練習しておいてください。
【大問5】
古文の問題が出題され、問題数は小問4・5問となっています。
1問は必ず歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す問題が出題されています。ここは確実に得点したい問題ですので、現代仮名遣いに関してはしっかり覚えておくようにしましょう。
その他の問題については、細かい口語訳や語句の意味はほぼ出題されず、会話の主語を答える、理由説明や内容把握が中心となります。
ごく稀に詩が出題されることがありますが、ほぼ古文の出題となっています。
【作文】
制限時間25分で400字の作文となっています。配点は国語50点中10点です。
最近の傾向としては、テーマと資料が与えられ、それについて気づいたことや自分の意見を書いていく形式の出題が多くなっています。
採点は基本的に減点法で行われ、表記・表現・内容の3項目がポイントとなります。
漢字ミスや段落ミスは確実に減点されますので、十分注意してください。基本的な原稿用紙の使い方を確認し、何回か実際に書いてみて、学校の先生や塾の先生等に添削してもらうと良いでしょう。
全体を通してみると、漢文の出題がない事、作文が別枠で出題されているといった点が愛媛県入試の特徴だと言えます。
また、愛媛県に限った事ではないですが、近年は記述式で解答を求める問題が増加する傾向にあります。
以上の内容を頭に入れ、十分な対策を取り本番に臨んでください。
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