2014年4月22日
愛媛県 県立高校入試情報
愛媛県県立入試情報
こんにちは。家庭教師のトライ愛媛校です。
今回は愛媛県の県立高校入試のしくみを紹介します。
学力検査だけではなく、内申点もかなり重要になってきます。
定期テスト対策はしっかり行いましょう。
毎回のテストが本番の試験だと思い、しっかりと対策をとってください。
<愛媛県県立高校入試について>
◎内申点配分
内申点は、中1から中3までの成績が9教科5段階で評定され、
45点満点×3年間=135点満点です。
中学3年生の内申点は1学期と2学期で決まります。
合否判定の際には、「特別活動の記録」、「行動の記録」、「諸活動の記録」も関係してきます。
◎学力検査
実施5教科(国語・社会・数学・理科・英語)
各教科50点×5教科
※傾斜配点について
理数科については数学と理科の得点を、総合学科については5教科の中で得点が高い2教科の得点を
1.5倍してそれぞれ75点満点とし、検査を実施する5教科の合計を300点満点とします。
◎第一次選抜
調査書点が上位から募集人数の90%程度以内にある者のうち、調査書の記録並びに
面接及び実技テストの結果が良好な者を対象にして、学力検査の成績の上位順に
募集人員の70%程度の者を選抜します。
この場合において、農業、工業、商業又は水産に関する各学科及び理数科にあっては、
その学科を第1志望とするものを対象とします。
◎第二次選抜
第一選抜で選抜されなかったすべての者を対象に、
①学力検査の成績に基づく得点
②調査書点に基づく得点
③調査書の各教科の学習の記録以外の記録、並びに面接及び実技テストの評価に基づく得点
を用いて、募集人数の30%程度の者を選抜します。
この場合において、農業、工業、商業又は水産に関する各学科及び理数科を置く高等学校における
普通科の第二次選抜については、その学科を第2志望とする者も対象に含むものとします。
①②及び③の合計は500点満点とします。
あくまでも第二次選抜は救済措置になるので、第一次選抜で合格できるように、
基準の学力まで早い段階で上げておきましょう。
◎総合
愛媛県県立高校入試(第一次選抜)は、内申点と学力検査それぞれの結果で総合的に
合否が判定されます。学力検査の近年の傾向として、記述式の問題や読解問題が多く、
正確な知識が求められる問題の出題頻度が高くなっています。
表現力や判断力を問う問題が出題されるため、丸暗記では対応できない事が多くあります。
◎科目別傾向・対策
*国語
例年、大問構成に大きな変化はありません。論説文・小説ともに記述式の書き抜き問題が
多く出題されています。また、古典や詩、漢字といった問題もほぼ毎年出題されており、
対策が必要と言えます。
*数学
問1では計算問題・方程式の文章題が頻出です。関数については動点や関数を使った応用問題が
要チェックです。図形の問題では平面図形、特に面積・体積に関する問題が多く出題される傾向にあり、
しっかり理解しておく必要があります。
*英語
問1のリスニングは英文を聞いて質問に答える問題が例年多く出題されています。
長文読解・対話文は例年大問の大半を占めており、対策が欠かせない分野と言えるでしょう。
内容としては適語選択・補充問題、資料読みとり問題が頻出しています。
英作文では会話表現補充型の問題が多く出題される傾向があるようです。
*理科
毎年多くの単元から出題されています。物理では「身のまわりの現象」がよく出題されています。
化学では「身のまわりの物質」や「化学変化とエネルギー」、
生物では「植物の生活と種類」や「細胞の生殖・生物のつながり」等が頻出です。
*社会
地理では「世界のすがた」が例年多く出題されており、また差がつく資料・グラフの読み取りが
出題されやすいので要注意です。歴史では近世や近・現代が、公民では政治・経済が
多く出題される傾向にありますす。