教育プランナーブログ

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2011年10月

こんにちは。家庭教師のトライ 千葉校です。
今回は、説明的・文学的文章読解の傾向と対策についてお伝えします。

平成23年度の千葉県公立高校前期入試においては、読解分野は47点分出題されました。
つまり試験の半分は、読解の内容が占めているということになります。

 

昨年の内容を細かく見ていくと、説明的文章(論説文)の読解・作文に関しては、

塩野米松 「木の教え」(論説文)から出題され、内容は次の通りでした。
(1)文法(動詞の活用の種類・異なるもの)
(2)語句補充(記述・10字以内)
(3)筆者の考え(抜き出し)
(4)考えの内容(2か所・記述と抜き出し)
(5)課題作文「効率優先の考え」について
 ・字数は180字原稿用紙(18字×10行)で、8行以上。二段落構成とし、前段で「効率優先の考え」をまとめ、
  後段で意見と根拠を書くといった内容です。

 

傾向とポイントとしては、平成17・18年度は説明文、19~23年度は論説文のからの出題でした。

昨年まで聞き取り検査から出題されていた作文が初めて説明的文章にからめて出題されました。

(1)のような文法問題は読解の大問において1問出題されます。

また、以前はよく出されていた、文脈を大きく把握する問いがなくなり、

筆者の考え・主張を吟味する出題が中心です。

さらに、作文との出題内容のバランスをとるためか、記述問題は字数が減りました。

 

次に、文学的文章の読解(小説)に関してです。

童門冬二 「学者商人と娘仕事人」
(1)心情(選択肢)
(2)同内容の表現の指摘(抜きだし)
(3)心情(2か所・選択肢・慣用句と単語)
(4)人物の生きる姿(記述・30字以内)
(5)人物の考え(2か所・抜き出し)

 

傾向とポイントとしては、小説がここ数年続いており、小問数は昨年より1問減りました。

心情の吟味に関する出題が中心で、人物の考えのポイントとなる表現に着目して読む力が必要です。

また、(4)のような心情にかかわる記述問題は、今後も引き続き出題される可能性が高いでしょう。

さらに、昨年のような心情の大きな変化ではなく、細部にわたる表現の内容をとらえる問いが増え、やや難しくなっています。

 

次回は、古典(古文・漢文)についてお伝えします!

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