教育プランナーブログ

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化学

1. 出題傾向

第1問で電気分解とイオンの問題。

第3問で化学変化と質量の問題が出題されました。

ほぼ全ての問題が、実験に基づく問題となっています。

 

第1問で2題出題され合計4点。第3問では4題が出題され合計14点。

他の分野とバランス良く出題されています。

 

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

第1問

(3)右の図は、うすい塩酸を電気分解しているようすを表したものです。

次のア~エのうち、電極から発生する気体の性質として正しいものはどれですか。

一つ選び、その記号を書きなさい。

ア 電極Aから発生する気体は、黄緑色である。

イ 電極Aから発生する気体は、空気よりも重い。

ウ 電極Bから発生する気体は、刺激臭がある。

エ 電極Bから発生する気体は、水に溶けにくい。

 

図では電極Aは-に、電極Bは+に接続されています。

うすい塩酸を電気分解すると、水素と塩素が発生します。

それぞれの性質をまとめると、「水素は無色で空気よりも軽い」

「塩素は刺激臭があり水に溶けやすい」となります。

ここまで整理できれば、あとは消去法で正解は「ウ」だと分かります。

もう少し丁寧にいくならば、「水素が発生するのは陰極」「塩素が発生するのは陽極」まで書き出せば、

ウ以外に当てはまらないことが分かります。

電気分解の基本を押さえていれば、設問の「うすい塩酸を電気分解」の部分だけ読んで、

あとは消去法で答えが出せる問題でした。

 

 

2. 来年度の予想

電気分解と化学変化は引き続き出題されるものと思われます。

他の分野との出題バランスや、配点も同様なものとなりそうです。

実験や観察に基づく問題も引き続き出題されると予想されます。

 

 

3. 対策

毎年出題される、化学変化と質量や、2年連続で出題されている電気分解とイオンは、

教科書の内容を確実に理解しておく必要があります。

実験に基づく問題も多いですので、実験に積極的に取り組んだり、

途中経過や結果をノートにまとめるようにしましょう。

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