2011年11月
2011年11月3日
熊本県 大学受験:生物・地学
9回目のテーマは、生物と地学です。文系のセンター受験において選択されることが多いため、短期勝負・要点のポイントをつかむことが大切です。ぜひ参考にして下さい。
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≪生物≫
センター試験の生物は、大問5問で、大問1問につき4~6問の小問があります。去年の出題では、知識問題が65点分、考察問題が35点分出題されました。毎年、知識問題重視の傾向があります。
考察問題は、教科書に直接答えが書いていないので、その場で考える必要があります。ただ、センター試験はマークシートなので、与えられた選択肢の中から答えを選べばいいです。コツをつかめば簡単なので、表を見て一つずつ問題解決しましょう。
生物Ⅰの分野は「細胞」「生殖と発生」「遺伝」「環境と動物の反応」「環境と植物の反応」から成り立っています。
「細胞」に関する問題は、多細胞生物のからだのつくり、体細胞分裂に関すること、細胞の構造・機能に関すること等、教科書に書いてあることを押さえておけばよいでしょう。
「生殖と発生」に関しても、用語が分からなければ問題の意味が分からないので、「発生初期に起こる細胞分裂」が「卵割」で、「卵割により生じた細胞」を「割球」という等、教科書に書いてあることをまとめましょう。
知識分野の問題は、すべての分野からまんべんなく出題されるので、教科書を読んで「覚えこむ」必要があります。
≪地学≫
センター試験の地学では、「固体地球」「岩石・鉱物」「地質・地史」「大気・海洋」「天文」から出題されます。
「固体地球」の分野では、地球の形、地球の内部構造、地震に関する出題が多いです。「月食」についてや「北極星の高度は、観測点の緯度とほぼ等しいこと」等基本的な知識を図と絡めて覚えましょう。
また、地質図の読み取りは、ほぼ毎年出題されます。最初は難しいので、何回も練習して読めるようになりましょう。その時に、「水平な地層では、地層の境界線は等高線と平行になり」「垂直な地層では、地層の境界線は等高線を横切る直線になる」等必要な知識は必ず押さえておきましょう。
地学の問題では、教科書を読みこんで基本知識を身につける必要があります。ただ、様々な知識を組み合わせた問題が出題されるので、各知識を関連つけて覚えましょう。