2011年9月25日
熊本県公立高校入試 社会①歴史分野の傾向と対策
引き続き熊本県公立高校入試の傾向と対策。今回は社会のシリーズです。
社会は暗記科目と思われがちですが、記述問題も多く対策のポイントがあります。ぜひ活用下さい。
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歴史をおおまかに分けると、古代・中世・近世・近現代がある。そして、熊本県公立高校の入試では、毎年どの分野の問題も取りこぼすことなく出題されているが、特に近世(安土桃山時代)と近・現代の出題は多く出題されている。
歴史の学習では、一問一答等を使って覚えておくべき知識をまとめることが必要である。それと同時に、人物を書き出してその人物と関連が深い事柄をまとめておこう。熊本県の入試問題では、人物に傍線が引いてあって、そこから関連した事柄について質問することも多い。
また、教科書に出ている建物等の絵は(例えば、金閣寺)そのまま使われることもあるので、誰が建てたか(足利義満)その頃の文化を何と言うか(北山文化)、他にも田楽・猿楽・能楽(世阿弥・観阿弥)等、その時代の関連事項はまとめておこう。実際平成23年度の問題では、銀閣の絵が出題されて、その説明文の中に「足利義政」についての記述があり、「応仁の乱」が「細川氏と山名氏」の間の対立で起こったことに関しての出題がされている。
室町時代に関しては、毎年出題されているので、まず、
鎌倉幕府滅亡(1333年)→建武の新政(1334年)→足利尊氏の挙兵(1335年)
→尊氏が京都に新しい天皇をたてる(北朝)、後醍醐天皇が吉野に朝廷を建てる(南朝)
→南北朝の動乱(1392年の南北朝の合一まで)→勘合貿易(1404年)→応仁の乱(1467年)
という流れを押さえて、それと関連した事柄を抜き出していけば、「その時代の特徴として正しいものを選びなさい。」という問題に答えることも出来るだろう。
歴史は、「知らないと解けない」教科である。
しかし、ゴロ合わせなどを使って「1853年ペリー来航(いやーごみの多い国だこと)」大体の流れをつかみ、関連事項をまとめれば非常に簡単な教科でもある。