2013年10月11日
熊本県 大学入試の傾向と対策 ~理科編~
こんにちは。トライ熊本本部です。
今回は大学入試の傾向と対策(理科編)です。
センター試験での受験科目は理科総合A・理科総合B・物理・化学・生物・地学があります。
今回はその中の物理・化学・生物・地学についてお伝えします。
(1)物理
<傾向>
大きく「力学」「電磁気」「波動」の3分野に分けられます。
形式は選択肢から正解を選ぶマークシート方式ですが、数式・数値の計算だけでなく、
短文の正誤を選ぶもの、正しい図やグラフを選ぶものなど、
物理現象を理解・説明する能力を、工夫を凝らしてさまざまな側面から判断しようとしています。
<対策>
物理現象を式で書き表すだけでなく、実験などの探求活動を通して理解させようとする傾向が
強く見られます。基本的な問題集を解いていくことで基礎を確かなものにしましょう。
また、図やグラフを利用させたり、短文の正誤を判断させたりといった問題が多く出る傾向にあります。
普段から問題の答えだけでなく、それに関係した考察をする癖をつけておきましょう。
(2)化学
<傾向>
実験の操作や結果を考える問題が増えています。知識を問うだけの単純な問題は少なく、
出題の仕方が工夫されており、実力がついていなければ容易に解けない問題が多く出題されています。
<対策>
理論分野を早期に固めましょう。無機化学と有機化学の暗記にかなり時間を割かれてしまうため、
計算問題には早い時期から対応しておく必要があります。
計算問題を解く際には本番の試験だと思って、電卓を使わずに早く正確に解答できるように
訓練しておきましょう。
(3)生物
<傾向>
知識問題では、教科書のやや細かい知識を要求されているものが出題されています。
また、図やグラフなどを用いたデータ考察問題が増加しています。
考察問題は、データを選択肢と照らし合わせれば正答できますが、データ量が多いのが特徴です。
全体的に難化傾向です。
<対策>
DNA研究に関する基本的な知識、メンデルの法則は理解しておきましょう。
知識問題よりも、実験観察問題が多く、資料を解釈できるようにしておきましょう。
また、筋収縮曲線に関する実験考察問題については、「単収縮」、「強縮」、「全か無かの法則」
などの知識は学んでおきましょう。
(4)地学
<傾向>
容易な問題が多く、計算問題が毎年出題されております。また、基本的事項の知識問題が大半です。
教科書に実習として取り上げられている内容も出題されています。
<対策>
「教科書」→「問題演習」→「教科書」という流れの学習方法を徹底して、教科書を徹底理解することが
大切です。特に、図・表・グラフを正確に読む力をつけていきましょう。
図やグラフを正確に読むためにはそれを自分でノートに書いてみることが大切です。
書いてみると、見ているだけでは分からなかったポイントが見えてくるはずです。
また、教科書を読むときは用語を暗記しようとするのではなく、
その用語がどのように使われているのか、その論理の道筋を理解するようにしましょう。