2013年9月20日
京都府 効率のよい模擬試験活用術
みなさん、こんにちは。
京都のトライさんです。
京都で模擬試験といえば、五ツ木模試や京都公立模試などがあります。
同じ模擬試験でも、それぞれに特徴があり、偏差値もばらばらです。
そもそも偏差値とは、自分の位置(点数など)を全体の平均と比べた結果の値です。
自分の得点が80点だとしても、平均点が40点のときと60点のときでは偏差値は変わります。
平均点を大きく上回るほど、偏差値も高くなります。
偏差値はおおむね30から70くらいの間であり、
たとえば、堀川高校や洛南高校は、偏差値70くらいに位置しています。
しかし、模擬試験によっては偏差値70後半に位置することがあります。
メジャーな五ツ木模試の場合、模試受講者の平均点が低めに出やすいので、
表示される偏差値よりも、実際には3~5程度低く見積もったほうがよいでしょう。
大学受験の場合は、進研模試などは五ツ木模試のように偏差値が高めにでる傾向があり、
逆に駿台模試は偏差値が低めにでる傾向があります。
これは模試の難易度や受験者層によって左右され、すべての模擬試験が持つ特色なのです。
そんな模擬試験ですが、すべての模擬試験に共通する模擬試験の活用術があります。
それは、今後の勉強における計画立案のヒントとして活用するということです。
成績表の見るべきポイントは、単元別の得点状況欄です。
全体の平均点に届いていない単元については、早急に対策が必要といえます。
もう一度内容を理解しなおし、分野によってはパターン別学習を行いましょう。
勉強は数珠つなぎのようなものですので、できないまま次の新しい学習に着手しても、
次の単元も同じように分からなくなってしまい、結果的に苦手科目になってしまいます。
悪循環をせき止める手段として、模擬試験を有効活用しましょう。
おまけとして、模擬試験にかかわるポイントをもう1つお話します。
皆さんの中には、授業の時にはできていたはずなのに模擬試験では点数が取れなかった、
もしくは、定期テストでは点数がよかった分野が模擬試験では点数が取れなかった、
という経験がある方はいないでしょうか。
これは、長期記憶型の学習ができているかと、理解して学習しているかがポイントなのです。
まず、一夜漬けなどでテスト対策を行った場合、短期記憶となる場合が多いので、
2ヶ月3カ月たってからテストを行っても、なかなか思い出せない状況に陥ってしまいます。
同じ学習時間でも、毎日確実に積み上げる学習で長期記憶をつくりましょう。
また、理解して学習しているかどうかは、模試のような総合テストで判断できます。
たとえば、英語で考えてみましょう。
学校の授業では、「今日は過去形について学習しましょう」などというフレーズから始まります。
つまり、その日の学習は「過去形である」ことを認識したうえでの学習となります。
ですので否定文の書き換えや疑問文への書き換え方さえ覚えてしまえば、目先のテストでは○がもらえます。
しかし、総合テストの場合、そもそもその問題文の時制についての前置きはありません。
現在形か過去形か、現在完了か、現在進行形なのかなどを判断する力が必要となります。
ですので、安易に過去形に変化させる術を身につけたても、
過去形についてのそもそもの理解が伴わなければ、テストの点数には結びつかないのです。
模擬試験の結果から、普段の学習スタイルの問題点までわかってしまうのです。
勉強時間は確保しているが結果につながらない。
塾に行っているけど結果につながらない。
このような成績が伸び悩んでいる場合、必ずどこかに原因があります。
その原因を見極める方法として、模擬試験は非常に有効な情報源となります。
もう秋も深まりつつあるこの時期、ここから逆転をしたい方はぜひご相談ください。
身近な所に改善ポイントは必ずありますので、それを見つけて夢を実現しましょう!