2012年3月11日
千葉県 学習指導要領改訂で何が変わった?何が変わる?
こんにちは。家庭教師のトライ千葉校です。
今回は、学習指導要領の改訂によって何が変わったのか?ということに焦点をあててお伝えしていきます。
まず、学習指導要領とは、
文部科学省が定める各学校の学習内容や必要単位数などをまとめた基準で、約10年ごとに改訂されます。
2011年度から小学校、2012年度から中学校、2013年度から高校の新しい学習指導要領が完全実施されます。
現行の学習指導要領は、平成10年から11年にかけて改訂されました。
「生きる力」をはぐくむという理念のもと、教育内容の厳選と授業内容の削減、
総合的な学習の時間づくりを行い、小・中学校では平成14年度(高等学校は平成15年度)から実施されました。
その後、世界的な学力調査の「PISA」の結果で、日本の子どもたちの学力が下がっていることが問題となり、今回の改訂となりました。
新学習指導要領のポイントは3つあります。
①基礎的な知識・技能の習得
②知識や技能を活用し、自分で考え・表現する力の育成
③学習に取り組む意欲の養成
つまり、知識を詰め込むことよりも、学んだことを実際に活用することが大切です。
では、実際に各学校では何が変化するのでしょうか?
【小学校】
・英語学習の必修化
「英語ノート」と呼ばれる教科書を使って週1時間実施されます。
中学校で英語を習う準備で実施されるもので、成績評価はありません。(道徳や学活と同じ位置づけです。)
【中学校】
・主要科目の授業時間が増加
国語・社会・数学・理科・外国語・保健体育の授業時数が実質10%程度増加されます。
週当たりのコマ数が各学年で週1コマ増加します。
【高校】
・外国語学習の充実
高校で学ぶ単語数が増加したり、授業を英語で行うようになっていきます。
学習のポイントは、学んだことをいかに活用できるか?ということです。
知識をインプットするだけではなく、アウトプットする必要があります。
そこでおすすめしたいのが、「ダイアログ学習法」です。
詳しくは2011年4月22日のブログをご覧いただければとは思いますが、
対話式で学習することで本当に理解できているのか?
つまり、実際に活用できるのかを生徒・先生が確認しながら進めていく学習法です。
ぜひ、トライ式学習法で新学習指導要領に対応していきましょう!
次回は高校受験終了! 受験総括をお伝えします。