2012年5月19日
千葉県 金環日食を観察しよう!
こんにちは。家庭教師のトライ 千葉校です。
本日は、話題となっている「金環日食」に関してお伝えします。
「日食」とは、月が太陽の前を横切るために、月によって太陽の一部(または全部)が
隠される現象です。太陽が月によって全部隠されるときは「皆既日食」と呼ばれます。
今回取り上げるのは、太陽のほうが月より大きく見えるために、月のまわりから太陽が
はみ出して見える「金環日食」です。
以下、観察方法や注意点、千葉県において観察できる時刻を案内していきます。
■観察方法
太陽は大変強い光と熱を出しています。金環日食や部分日食では、太陽の一部は月によって
隠されていますが、光や熱が強いことに変わりはありません。正しい方法で観察しないと、
目を痛めたり、最悪の場合は失明したりする危険があります。
以下のようなことは絶対にしてはいけません。
・肉眼で直接太陽をみる
・望遠鏡や双眼鏡を使う
・色つき下敷きやCDを使う
・フィルムの切れ端を使う
・すすを付けたガラス板を使う
・サングラスやゴーグルを使う
・日食グラスを使って望遠鏡や双眼鏡をのぞく
安全な観測方法の一例を挙げます。
・ピンホールを利用する
厚紙など、光を通さない薄いシートに小さな穴を開けて、日食中の太陽の光を当てます。
すると、穴を通って影の中に映った太陽の光が、欠けた太陽の形になっています。
・手鏡に映す
大きさが10センチ程度までの鏡で太陽の光を反射させ、反射させた光を建物の壁などに
映してみましょう。壁からは、鏡の大きさの約200倍以上離れてください。
(鏡の大きさが10センチでしたら、壁からは20メートル以上離れる必要があります)
壁から十分に離れると、鏡がどんな形をしていても、壁に映った太陽の光が丸く見えるようになります。
この丸が太陽の形です。日食のときは、欠けた太陽の形が壁に映ります。
■千葉県における観測時刻
食の初め⇒6時18分59秒
金環食の初め⇒7時33分44秒
食の最大⇒7時34分41秒
金環食の終わり⇒7時37分10秒
食の終わり⇒9時03分08秒
以上を参考にしながら観察してみてはいかがでしょうか?
今年度の高校受験に出題されることも予想されます。
これを機会に日食や天体に興味を持って、調べてみましょう。