2013年10月23日
千葉県 中学入試の傾向と対策~理科~
2学期制の学校に通っている方は、秋休みが終わったころだと思います。
後期も頑張りましょう。
本日は、中学入試の傾向と対策の理科について書かせていただきます。
昔から、「理科社会は暗記科目」と言われていましたが、
近年理科は、暗記科目とは言えなくなってきました。
もちろん、人体や植物など覚えなければ回答できない問題もありますが、
実験の考察や仕組みを説明するなどの問題が増えています。
このような問題は、日常生活の疑問を問う傾向があります。簡単な例をあげると、
Q1:ドライアイスを机の上に置いておくと、白いけむりのようなものが見えました。
この白いけむりは何ですか。(国府台女子学院中平成24年第1回:一部改題)
Q2:オタマジャクシは何を使って呼吸していますか。(東邦大学東邦中学校平成24年前期)
また、時事(2011年は東日本大震災、2012年は金環日食)に関する問題もよく出題されます(成田中など)。
中学受験の問題は、記号問題や漢字指定の問題が多いです。
しかし、内容や意味が理解していないと解けません。
そのために記述問題の対策も必要になります。例えば、
Q3:塩素系漂白剤に「まぜるな危険」と書かれているのはなぜか
Q4:寒い日に吐く息が白くなるのはなぜか
などです。普段の生活で疑問に思うことは、解決すること。
何気ない親子の会話でも大事な知識の蓄積になります。
ご家庭内でどうしてこうなるのだろうという会話をしてみてはいかがでしょうか。
このように理科の勉強は、単に暗記や数字を計算方法に当てはめるのではなく、
意味を理解するような学習が必要です。
「なぜ・どうして」をしっかり理解することで、どのような問題が出題されても対応できるように演習しましょう。
A1:空気の中の水蒸気が冷やされたもの
A2:エラ
A3:酸性の洗剤と混ぜると有害な塩素が発生するから
A4:息に含まれている水蒸気が冷やされて水滴になるから