2013年7月3日
京都府 夏を乗り切るには計画が第一
みなさん こんにちは。京都のトライさんです。
今日は、夏を自分のものにするためのポイントについてお話します。
「夏休みは学校の授業がとまり、成績向上に最も適した時期だ」
と耳にされたことがあると思います。
これは正しくもありますが、必ずしもそうとは言えません。
あまり耳にすることもありませんが、
実は夏休みは成績を下げる危険性の非常に高い時期でもあります。
その理由は3つです。
①学校があるときとは違い、毎日の学習を指示、管理するものがなくなる
夏休み中の宿題は出ますが、1か月間の過ごし方については野放し状態。
学校があれば、少なくとも午前中から夕方まではしっかり学習管理されています。
しかし、夏休みは塾にいっていたとしてもその時間しか確実な勉強はなされませんし、
一日中、自習室に詰め込んでも、勉強ははかどらないものです。
友達と一緒に自習室や図書館に行くのであれば、なおのこと危険性は高いかもしれません。
②宿題は、クラスの平均レベルでだされる
中途半端に手をつけた状態で宿題を提出しては当然意味がありませんが、
すべての問題をただ解いた状態で提出をしても意味はありません。
なぜなら、解けた問題については、その宿題をしなくても解ける実力はすでに持っていたわけで、
解けない問題に対する対策を行って初めて宿題の価値が生まれるからです。
つまり、学校や塾で出される宿題は、その時の自分の実力を把握するものに過ぎないのです。
宿題をやっているから安心という思い込みが、夏休み明けのテストの結果を、
期待から大きくはずれたものにする原因になりやすいのです。
③みんなが同じ条件ではない
学校の授業があれば、少なくともクラスや学年単位で、同じカリキュラムの学習が行われます。
つまり、授業の中身や質は、周りのお友達とほぼ同条件といえます。
しかし、夏休みはその「同じ学習環境」がなくなります。
ある人は、まったく勉強しません。
ある人は、学校の宿題を最後の最後でなんとかやりこなして夏を終えます。
ある人は、友達と塾の夏期講習に通うも、「楽しかった」で夏を終えます。
ある人は、夏の新しい学習環境で、勉強の意欲を持ちます。
ある人は、夏の初めに立てた計画通りに夏を終えます。
ある人は、1日2時間の先生との授業と、5時間程度の自主学習をします。
ある人は、朝から晩まで先生と授業を行い続け夏を終えます。
1日でこれほどまでに大きく差が開く時期が、1か月以上ある。
これが夏休みです。
このように、夏休みは本当にすべての条件がそろわない限り、
思い描いているような成績の伸びというものは実現できません。
環境整備と夏休みを無駄に過ごさない細かい自己計画書が必要です。
夢や目標を実現するために大きな役割を担う夏休みに潜む危険性を、
どれだけ取り除いていけるかが、親御様や私たちの大きな役目です。
トライでは、そんなご相談に対してのサポートをこれまで行ってまいりました。
夏から何かを変えたい方は、ぜひご相談ください。