教育プランナーブログ

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2011年9月

生物

1. 出題傾向

平成23年度岩手県高校入試では、第4問でヒトの体の仕組みの問題。

第7問で植物のしくみが出題されました。第7問は、物理・化学分野との複合問題となっています。

 

第4問は、実験の結果と資料の読みとり問題となっています。

第4問の(1)と(3)が選択問題。(2)が記述式。(4)が計算が必要となる問題。

第7問の(1)が記述式と、設問形式もバランス良く出題されています。

 

 

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

第4問 消化と血液の循環について調べるため、次のような実験と資料収集を行いました。

     これについて、あとの(1)~(4)に答えなさい。

実験2 ⑤ ある人の安静時の脈拍数を調べると、1分間に60回であった。

資料2 ⑥ 実験2で脈拍数を調べた人の全血液量は4500㎤で、心臓から1回の拍動で送りだされる血液量は75㎤と考えられる。

 

(4) ⑤と⑥から、この場合、心臓から送りだされた血液がからだをひとまわりし、再び心臓にもどるまでにかかる時間は、いくらになると考えられますか。適当な単位をつけて数字で書きなさい。

 

<解答>

全血液量4500㎤を、心臓から1回の拍動で送りだされる血液量75㎤で割れば、脈拍数が出せます。

計算すると60回だと分かります。⑤から60回の脈拍にかかる時間が1分間だとわかります。

 

資料を良く読めば、簡単な計算で導きだせますので、落ち着いて読み解くことがポイントとなっています。

 

 

2. 来年度の予想

ヒトの体のしくみは、過去5年間毎年出題されています。次回も出題される事が予想されます。

実験の結果と資料の読みとり問題も間違いなく出題されるでしょう。

 

 

3. 対策

教科書の内容が分かれば解ける問題ですので、授業で習った事、教科書の内容はしっかりと理解しておく必要があります。

資料の読み取りは、勘違いを起こしやすいので、慌てずに読み取ることが大切です。

普段の学習から、資料読み取り問題に取り組み、慣れておくことが大事でしょう。

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化学

1. 出題傾向

第1問で電気分解とイオンの問題。

第3問で化学変化と質量の問題が出題されました。

ほぼ全ての問題が、実験に基づく問題となっています。

 

第1問で2題出題され合計4点。第3問では4題が出題され合計14点。

他の分野とバランス良く出題されています。

 

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

第1問

(3)右の図は、うすい塩酸を電気分解しているようすを表したものです。

次のア~エのうち、電極から発生する気体の性質として正しいものはどれですか。

一つ選び、その記号を書きなさい。

ア 電極Aから発生する気体は、黄緑色である。

イ 電極Aから発生する気体は、空気よりも重い。

ウ 電極Bから発生する気体は、刺激臭がある。

エ 電極Bから発生する気体は、水に溶けにくい。

 

図では電極Aは-に、電極Bは+に接続されています。

うすい塩酸を電気分解すると、水素と塩素が発生します。

それぞれの性質をまとめると、「水素は無色で空気よりも軽い」

「塩素は刺激臭があり水に溶けやすい」となります。

ここまで整理できれば、あとは消去法で正解は「ウ」だと分かります。

もう少し丁寧にいくならば、「水素が発生するのは陰極」「塩素が発生するのは陽極」まで書き出せば、

ウ以外に当てはまらないことが分かります。

電気分解の基本を押さえていれば、設問の「うすい塩酸を電気分解」の部分だけ読んで、

あとは消去法で答えが出せる問題でした。

 

 

2. 来年度の予想

電気分解と化学変化は引き続き出題されるものと思われます。

他の分野との出題バランスや、配点も同様なものとなりそうです。

実験や観察に基づく問題も引き続き出題されると予想されます。

 

 

3. 対策

毎年出題される、化学変化と質量や、2年連続で出題されている電気分解とイオンは、

教科書の内容を確実に理解しておく必要があります。

実験に基づく問題も多いですので、実験に積極的に取り組んだり、

途中経過や結果をノートにまとめるようにしましょう。

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物理

1. 出題傾向

第1問でレンズを通した物の見え方の問題と、台車の動きを記録テープで打刻する問題。

第2問で抵抗器にかかる電圧の大きさと流れる電圧の強さの問題。

第7問でエネルギーと滑車の問題が出題されました。

第7問は生物分野の植物との複合問題となっています。

 

理科第1分野の物理から、光と音、電流と電圧、仕事、運動とエネルギーと、

バランス良く出題されています。

とくに光と音の性質は毎年出題されています。

実験や観察に基づく問題が多いことも特徴として挙げられるでしょう。

 

問題数が多いですが、ここでは毎年出題される光と音の性質を取り上げてみたいと思います。

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

第1問(7)

右の図は、凸レンズを通してメスシリンダーを拡大して見たようすです。

このとき、メスシリンダーは焦点の外側と内側のどちらにありますか。

また、見える像の種類は何ですか。次のア~エのうちから、正しい組み合わせを一つ選び、その記号を書きなさい。

  メスシリンダーの位置 見える像の種類

焦点の外側

実像

焦点の外側

虚像

焦点の内側

実像

焦点の内側

虚像

  

実際の問題には写真も掲載されています。

メスシリンダーの像は、実物よりも大きく見えています。

上下左右の向きも実物と同じですので、見えているのは虚像となります。

虚像が見えるのは、物体の位置が焦点の内側にある場合ですので、答えはウとなります。

 

光の性質は、配点は小さいですが、毎年必ず出題されますので、確実に点を取れるようにしておきましょう。

 

 

2. 来年度の予想

光と音の性質、他分野との複合・総合問題は間違いなく出題されてくるでしょう。

実験や観察に基づく問題も引き続き出題されるのではないでしょうか。

また、引き続き物理分野からバランスよく出題されるでしょう。

 

 

3. 対策

問題数も多く、範囲も広いので、苦手分野を作らない事が重要です。

毎年出題されている、光と音の性質は、教科書の内容をしっかりと身につけておく必要があります。

複合・総合問題も出題されますし、実験や観察に基づく問題もありますので、幅広い知識が求められます。

教科書や参考書だけで学習するのではなく、実験や観察に実際に取り組んでみることも重要です。

実験・観察の結果を、図や表、文章にまとめる練習を行いましょう。

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確率・統計

1. 出題傾向

第3問で確率の問題が出題されました。

ここ数年、出題数・難易度ともにほぼ同じような問題が出題される傾向にあります。

 

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

1、2、3、4の数字を1つずつ記入した4枚のカードで次のように2けたの整数をつくります。

まず、このカードをよくきって1枚ひき、そのカードに記入されている数字を十の位の数とします。

そして、ひいたカードをもとにもどして、よくきってもう1回ひき、そのカードに記入されている数字を一の位とします。

(1)できる2けたの整数は、全部で何通りありますか。

(2)できる整数の十の位の数が、一の位の数より大きくなる確率を求めなさい。

 

場合の数と確率の基本的な問題となっています。

(1)は全て書き出す方法と、計算で導き出す方法とありますが、(2)のことを考えると、全て書き出した方が簡単です。

(1)11、12、13、14、21、22、23、24、31、32、33、34、41、42、43、44の16通り

(2)(1)から抜き出すと、21、31、32、41、42、43、44の6通り。

  16通り中6通りで16分の6=8分の3

 

面倒くさがらずに、全て書き出していくようにしましょう。

 

 

2. 来年度の予想

ここ数年、傾向が変わっていませんので、今年も例年同様の内容となることが予想されます。

問題数も1問もしくは2問程度となるでしょう。

配点も変化がありませんので、4点または4点×2点となりそうです。

 

 

3. 対策

出題数も少なく、難易度も低いことから、基礎的な知識が求められます。

無理に計算で答えを出そうとせず、提示されている条件を全て書き出す事がポイントとなります。

教科書や授業で使ったノートをベースに基礎をしっかりと身につけること。

ワークや過去問などを解き、一回一回丁寧に全て書き出す練習をすることが大切です。

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平面・空間図形

1. 出題傾向

ここ数年、図形の出題数は7問前後で変化はあまりありません。

平面図形・空間図形の基本問題から、証明問題、面積や体積に関する問題、

線分に関する問題までバランスよく出題されています。

過去には作図が出されたこともありますし、関数との融合問題も出題されますので、

図形の幅広い知識が必要になりそうです。

 

 

2. 来年度の予想

例年同様の問題数となりそうです。

平面図形・空間図形ともに、面積や体積に関する問題は出題されるでしょう。

また、平面図形の証明問題も出題されることが予想されます。

多面体や作図が出題される可能性も考えられます。

 

 

3. 対策

出題数も多く、求められる知識の範囲も広いものとなります。

基礎から応用までしっかりと身につけておく必要があります。

また、証明や三平方の定理、多面体を身につけておくことがポイントとなりそうです。

関数との融合問題は必ず出題されますので、関数と併せて学習することも大切です。

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関数

1. 出題傾向

近年の傾向として、大問2つで出題されることが多く、

『関数だけで出題される問題』と『図形との融合問題』の組み合わせか、

『融合問題2つの構成』のいずれかとなっています。

そしてどの場合でも、2次関数(関数y=ax²)がポイントとなっています。

基本的な問題から応用問題までバランスよく出題されますが

応用問題は難易度が高く、受験生間で点数の差が大きくでるポイントになりそうです。

 

 2. 来年度の予想

例年通り、大問2つを使っての構成が予想されます。

図形との融合問題は間違いなく出題されるでしょう。

関数y=ax²をしっかりと身に付けた上での、応用力が試される問題となることが考えられます。

また1次関数との融合問題が出題される可能性もあります。

 

3. 対策

例年ポイントとなっている2次関数(関数y=ax²)をしっかりと身につけておく必要があります。

同時に、応用問題や発展問題に取り組み、融合問題に慣れておくことも重要です。

あらゆるパターンの問題に取り組み、普段から難しい問題にも積極的にチャレンジしましょう。

数多くの問題をこなすことで、少しずつですが着実に得点力が身につきます。

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1、出題傾向

・数と式

「正負の数の計算問題」「1・2年で習った式の計算」「平方根」が出題されました。

 

・方程式

「連立方程式」「2次方程式」「2次方程式の応用」が出題されました。

 

・文章題

「方程式」「数と式」で文章題が出題されました。

 

2、来年度の予想

大問1で計算問題が中心の小問が集まった問題となっています。

ここ3年間の出題傾向はあまり大差がありません。引き続き同様の問題が出題されるのではないでしょうか。

 

3、対策

大問1の小問集合問題は、基本問題が多いので、ケアレスミスなく全部解答したい問題です。

数学的なものの考え方、計算スピードや確実性などが求められます。

点数を確実に取る分野だと意識して、基礎をしっかりと固めましょう。

 

後半は規則性を問う難しい問題が出されたりもしていますので、普段から難しい問題に取り組むことも必要です。

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センター試験まで4カ月となりました。

模試を受けたり、解きなおしたり、学習内容も本番を意識したものになってきているのではないでしょうか。

 

センター試験を受ける上で、本番当日に必ずやってもらいたいポイントがあります。

日々の学習とは別に考えて、本番に役立てて下さい。

 

大まかな時間配分を決める

最初に全ての問題をザッとみて、解く順番や時間配分などを決めましょう

 

・テンポよく

少しでも分からないと感じたり、躓いたら、どんどん飛ばしていきましょう

時間は限られているので、どんどん飛ばしてどんどん先に進みましょう。

 

全部答える

マークシートの最大の欠点は、分からなくても適当に答えられてしまい、しかもそれが正解することが良くあることです。

逆に言えば、分からない問題、時間が足りなく解けそうもない問題でも、とにかくマークすれば点数につながることもあります。

必ず全問解答するようにして下さい

 

 

センター試験は普通に受けても時間がたりなくなり、全部解答することは難しいものです。

普段の学習の成果を発揮するためにも、効率良く、テンポよくこなしていけるようにしましょう

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大学のオープンキャンパスにはもう行かれたでしょうか。

送迎のバスが出るなど、最近は遠方の大学でも参加しやすくなってきました。

 

実際に足を運び、キャンパス内に入ることで、キャンパスの雰囲気を肌で感じることができます

パンフレットだけでは分からない、大学の姿が見えてきます。

大学は通常時でもキャンパス内へ入ることが出来ますので、気になる大学へはどんどん出かけるようにしましょう。

 

オープンキャンパス中はキャンパスツアーが開催されている大学もあります。

せっかくの機会ですので、些細なことでもどんどん質問するようにしましょう。

 

また、キャンパスの雰囲気は、そこに通う学生たちによっても変わってきます。

ぜひ、学食や休憩スペースなどにも出かけてみるとよいでしょう

素の学生の姿を見ることができ、本当の意味でのキャンパスの雰囲気を味わうことができますのでおススメです。

 

これからの季節は各大学で学園祭なども開催されます。

大学サークルなどの雰囲気を見ることができますので、機会がありましたら参加してみましょう。

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気が付けば受験までの時間があっという間に少なくなっている。

もっと受験勉強に真剣に取り組まなければ。

と、焦っている人もいるのではないでしょうか。

また、最近どうもやる気がでない。がんばっても成績が伸びない。集中力がもたない。

など、スランプを感じる方もいるのではないでしょうか

 

そんな時は、今までのやり方と変えてみましょう

考え方を変える。

勉強のやり方を変える。

視点を変える。

学習時間を変える。

学習場所を変える。

 

そして、どうも乗り気にならない、やっぱり集中力が続かない。と感じた時は、思い切って休憩しましょう

休みを入れるのも学習効率を上げるには大事な事です。

 

最期に、もっとも大事なことは、しっかりと睡眠を取る事

しっかりと朝起きて、試験が行われるのと同じ時間には頭がすっきりとしている状態にすること

 

いまの時期から入試を意識して、生活のサイクルを試験時間に合わせるようにしていきましょう

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