2011年9月17日
千葉県高校入試 理科②化学の傾向と対策
こんにちは。家庭教師のトライ千葉校です。
今回は、化学の傾向と対策についてお伝えします。
平成23年度の千葉県公立高校前期入試では、化学の分野も25点分出題されており、正答率の平均は、60.1%となっています。
出題内容は、「発電されるエネルギー量の推移」でした。
①一年間に発電される電気エネルギーの量のうつり変わりを示したグラフを読み取り、正しい文を選ぶ。
②火力発電の過程でのエネルギー変換のようすを選ぶ。
③大気中のCO2による地球「温暖化」を書く。
今日的な課題となっている環境やエネルギーに関して、グラフの考察・解釈から、自然環境の保全と科学技術の利用の在り方について問う内容です。グラフは最も見やすいところで数値を読み取って計算していくことがポイントになってきます。
また、後期試験の内容は「石灰石とうすい塩酸の反応」でした。
①石灰石の質量と、濃度を2倍にうすめた塩酸で発生した気体の質量の関係を表すグラフを選ぶ。
②質量保存の法則について文章をまとめる(用語選択)。
③物質が持っている化学エネルギーの変換についての文章をまとめる(用語記述)。
①は、実験結果から反応物質と生成物質の質量の関係を考察して、グラフ化する問題です。質量変化の規則性を理解し、グラフの読み取りや作図が正しくできるようにしておきたいです。グラフの問題演習は、各単元ごとの問題を練習するなかで積み上げていくのがいいと思います。
次回は、生物に関してお伝えします。