2012年5月24日
千葉県 高校入試制度
こんにちは。家庭教師のトライ 千葉校です。
本日は、千葉県内における公立高校の入試制度に関してお伝えします。
千葉県における高校入試の制度は大きく、「前期選抜」と「後期選抜」と2つの試験に分けられます。
■前期選抜について
前期選抜は、出願時に入学願書・調査書(内申書)のほか、受験生本人が「志望理由書」を
書いて志望校に提出します。25年度の前期選抜の試験は、2月12・13日の2日にわたって
実施されます。合否発表は、2月19日です。
試験内容は、1日目に5教科の学力検査があり、2日目は面接・作文・学校独自問題などから
各校が1つ以上を選んで行います。
1日目は、すべての学校・学科で5教科(英・数・国・理・社)の学力検査が行われます。
時間は各教科50分、配点は各教科100点です。
2日目の検査は
面接・集団討論・自己表現・作文・小論文・適正検査・学校独自問題による検査・その他の検査
の中から、1つ以上を各校が選び、検査を行います。
募集枠は、各校の総募集定員に対し、普通科で30~60%、専門学科と総合学科で50~80%と、
前期選抜の占める割合が大きくなっています。
また、前期選抜では「内申点」が大きく関わってきます。
内申点の算式方法に関しては以下の通りです。
内申点=X+a-m
X:9教科の評定の全学年の合計値
a:県が定めた評定合計の標準値(95)
m:中学校評定合計平均値(各中学校の3年生の全学年の評定合計を平均した値)
■後期選抜について
後期選抜では、5教科の共通問題の学力検査が行われます。
試験時間は、1教科40分(前期選抜は50分)で実施します。
また、学力検査とは別に、各校で必要に応じた検査が同日に実施され、後期選抜は1日で終了します。
この必要に応じた検査では、面接を行う学校が多く、24年度は約61%の学校で実施されました。
このほか、九十九里で作文、八千代(体育科)、流山おおたかの森(国際コミュニケーション科)、
大原(健康スポーツ科)、市立柏(スポーツ科学科)で面接と適性検査、千葉女子(家政科)、
松戸(芸術科)、市立船橋(体育科)で適性検査のみ、八街(総合学科)で面接とその他の検査が
行われました。これらの検査がある場合は、その対策も立てておくことが必要になります。
試験日は2月28日。合否発表は、3月6日です。
また、後期選抜では学力検査点と内申点が重要になり、この成績で上位80%に入っていれば
合格となります。そうでない場合は、学力検査点と内申点に各校で定めた係数をかけた点の合計と、
調査書の記載事項や必要に応じて実施した検査などを総合して判定されます。