教育プランナーブログ

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三重県公立高校入試の傾向と対策、今回は古文・漢文についてです。

 

古文・漢文は、大問3で出題されます。古文と漢文では、出題頻度としては圧倒的に古文の年度の方が多いです。過去問を見ると、漢文は平成15年度と19年度に出題されています。しかし、だからといって学習に手を抜くのではなく、「古文・漢文」とセットで同じ比率をかけて勉強しておくのが望ましいでしょう。

 

まず頻出の古文問題の形式は、例年、3~4行の古文の問題文が載り、右側に小さく現代語訳が書かれています。注釈で語句の説明がしてある年度もあるので、話の大意は読み取れるでしょう。問題数は小問が3題です。各2点で合計6点の配点は変わっていません。

 

毎年必ず出題されるのは、「波線部分の歴史的かなづかいの語を現代かなづかいに改めなさい」という問題です。これについては、中学1年生の教科書で初めて古文を扱う箇所で、「歴史的かなづかいの例」として1/4ページほど欄を設けてまとめられているところがあるので、きちんと学習しておけば入試にも十分対応できるでしょう。注意したいのは、「現代かなづかいに改め、すべてひらがなで書きなさい」と指示されたらすべてひらがなで解答しましょう。漢字を混ぜて答えると指示とは異なるので不正解になってしまいます。

 

小問2題目は、登場人物に関して「傍線部で主語が他と異なるものはどれか」という問題です。古文では、主語を表す(が・は)が省略されることが多いので、その動作をしたのは誰なのかを右側の現代語訳の助けを借りて正確に読み取る力を試されることになります。

 

残りの小問3題目は、4つの選択文の中から本文の内容に合うものを選ぶ問題です。確実に「違う」と確信した文から消去していき、最終的にはもう一度本文で文意を確認してから1つに絞るという丁寧なやり方で正解にたどり着きましょう。カンだけでは正解にたどり着けません。

 
次に漢文問題の出題傾向ですが、前回の平成19年度は4句で出題されました。後ろに解釈文があるので初めての文でも大意はとれるでしょう。

 

漢文の場合、小問の1題は「返り点、送り仮名」のついた波線部分を書き下し文にする問題が2点の配点。あとの2題は基本的な漢文の知識と内容を問うもので、選択式の問題が各2点です。

中学2年生の教科書で初めて漢文にふれることになりますが、古文と同様、教科書の五言絶句などの形式や押韻、対句などの説明をしっかり頭に入れておけば入試にも対応できるでしょう。

 

県立高校入試は、教科書で習った内容からの出題なので、古文・漢文も教科書の説明を100%頭に入れておけば6点満点がねらえる単元です。

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