教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



こんにちは、家庭教師のトライ山梨校です。

定期テストや模試を受け、手元に返ってきた解答用紙を見たら、
「書いている内容は合っているのになぜか減点されてしまっている」、そんな経験はありませんか?
もしかしたらその減点、「答案の書き方」が間違っているせいかも知れません。

試験本番は「得点をとる」のと同時に「失点を減らす(なくす)」ことも重要になってきます。
そこで今回は、各教科の答案を作成する際の注意点を一気にまとめました。
とくに中学3年生のみなさんは入試まで残りわずか!
答案のつくり方にも注意しながら、入試に向けて追い込みをかけていきましょう!

(教科名をクリックすると詳細が表示されます)

答案作成の注意点【国語編】
 その① 漢字:書く時は「ハネ」「ハライ」を確実に!
 その② 読解問題:書き抜くときは「一字一句」間違いなく!
 その③ 読解問題:文字数にも注意!
 その④ 読解問題:文末の形は設問から見極めよう!

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その① 漢字:書く時は「ハネ」「ハライ」を確実に!

漢字の書き取り問題は文字の形だけではなく、「ハネやハライがきちんと書かれているか」もチェックされています。自分ではハネているつもりでも採点者が不十分だと判断すれば不可となってしまいますし、逆にハネてはいけないところをハネて書いてしまうのもNG
テストではいつも以上に慎重かつ確実に書くように注意しましょう!

その② 読解問題:書き抜くときは「一字一句」間違いなく!

「抜き出して答えなさい(書き抜きなさい)」
この指示がある問題は、文章中から答えだと思う文を「そのまま」書き写さなければなりません。
たとえ書き抜く箇所が合っていたとしても、解答欄に写すときにひとつでも書き間違えれば、それが減点・失点につながってしまいます。一字一句間違いがないよう、ていねいに書き抜きましょう!

その③ 読解問題:文字数にも注意!

〇文字以内で書く「文字数制限と、〇文字で書く「文字数指定の違いにも注意が必要。
文字数制限問題では、あまりにも解答の文字数が少なすぎると減点対象になってしまう場合があります。目安となるのは「指示されている文字数の8割」と言われています。例えば30文字以内で書くという問題であれば30文字×0.8の24文字、120文字以内で書くという問題であれば120文字×0.8=96文字を超えるように書く必要があります。文字数指定問題は、あらかじめ目安となる文字数を確認してから書き始めるようにすると良いでしょう。
一方、文字数指定指定された文字数で書かなければなりません。必ずぴったり書ききりましょう!

その④ 読解問題:文末の形は設問から見極めよう!

「何のことですか?」と聞かれているならば「○○のこと。」
「どういう意味ですか?」と聞かれているならば「○○という意味。」
なぜですか?(理由を答えなさい)」と聞かれているならば「○○だから(のため)。」など、
解答は問題文がたずねていることに対応するように書かなければなりません。
文末が適切な形になっていないと、設問の答えとして認められず減点となる可能性があります。
不安な場合は、問題を解く時に問われている箇所(↓の画像の設問赤字部分)に線を引いたり囲ったりして「何」について「どのように」答えるべきなのかを確認してから解答するようにしましょう!

答案作成の注意点【数学編】
 その① 全体:必要? 不要? 単位にまで気を配って!
 その② 作図:途中線も採点対象! 消さずにすべて残そう!
 その③ 証明:合同・相似条件は抜け漏れなく!

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その① 全体:必要? 不要? 単位にまで気を配って!

単位まで答える必要があるのに書かれていない、平方メートルと平方センチメートル、時速と分速など単位自体が誤っている場合はもちろん、不要な単位が書かれている場合も減点対象になります。
設問と解答欄をよく確認し、「単位が必要か」にも注意して解答しましょう!

その② 作図:途中線も採点対象! 消さずにすべて残そう!

適切な途中線がない作図は正しく書けていないとみなされ、減点採点不可となってしまいます。
作図問題の途中線は「なぜこの解答になったのか」を示す重要な情報です。
絶対に消さず、すべて残しておくようにしましょう。
(ただし、書き間違えた途中線はきれいに消し、正しい途中線の邪魔にならないようにしましょう)

その③ 証明:合同・相似条件は抜け漏れなく!

証明問題は結論に辿り着いていないもの
何を根拠としているかを明らかにしていないもの減点採点不可となってしまいます。
中でもよくあるのは、最後の最後で「合同条件・相似条件が正しく書けていない」ことによる失点!

たとえば「三角形の合同条件」は以下の3つです。
・3の辺がそれぞれ等しい
・2の辺とその間の角それぞれ等しい
・1の辺とその両端の角それぞれ等しい
「2つの三角形が合同であること」を証明するために辺も角も対として考えるので、条件には「」や「それぞれ」という言葉が使われています。ですから、「2組」を「2つ」と書いたり、「それぞれ」という言葉が抜けてしまったりするだけで減点されてしまうのです。

皆さんは合同条件・相似条件を正しく書けますか? 不安な方は今のうちにしっかり確認しましょう!

答案作成の注意点【英語編】
 その① 全体:文頭は「大文字」で!
 その② 全体:この文章は「いつ」のこと? 時制に注目!
 その③ 論述(日本語訳):基本は逐語訳!単語1つひとつに注目しよう!

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その① 全体:文頭は「大文字」で!

英語を学ぶときに最初に覚えるルールの1つ、「文頭の単語の1文字は大文字で書く」。
普段はできているのに、テストになると突然増えてしまうミスの1つがこれです。
とくに文章中の穴埋め問題並び替え問題では書かなければならない単語のほうに気をとられ、その単語が入る「場所」の確認がおろそかになってしまうケースがよくみられます。
文頭1文字目は大文字!  基本ルールにこそ注意し、軽微なミスも徹底的に排除しましょう!

その② 全体:この文章は「いつ」のこと? 時制に注目!

現在・過去・未来・現在進行形・過去完了・未来完了進行形……
英語には時間の前後関係を表すための「時制」がたくさんあります。
過去のことを話している文章に関する質問には過去形、未来の予定を聞かれたら未来形で答える。これも①と同様、テストになるとうっかり抜け落ちてしまいがちなポイントの1つです。
文章を読むとき、文章を作るときは必ずそれが「いつ」のことを表しているのかに注目しましょう。
また、いくら時制に注目しても、その動詞が現在形-過去形-過去分詞とどのように活用するかを覚えていなければ当然正しく答えることはできません。活用の仕方もしっかりチェックしておきましょう!

【注目】過去形と過去分詞が同じ動詞


A-A-A型
現在形ー過去形ー過去分詞
表記がすべて同じ


put-put-put
cut-cut-cut
read-read-read
hit-hit-hit
hurt-hurt-hurt


など…

A-B-B型
過去形ー過去分詞
表記が同じ


bring-brought-brought
make-made-made
hear-heard-heard
tell-told-told
find-found-found


など…


その③ 論述(日本語訳):基本は逐語訳!単語1つひとつに注目しよう!

英文を日本語訳するときのポイントは文意を正確に読みとれているかどうかです。
英文の内容をとるだけであれば意訳(=全体の意味に重点をおいて訳すこと)でもOKですが、解答として日本語訳が求められる場合、たとえ全体を通してなんとなく意味が通じていても1語の訳が抜けただけで減点、抜けた単語によっては訳全体が不可となってしまう場合があります。
日本語が英単語にそれぞれ対応するよう、語句の一つひとつに注目して訳すことを心掛けましょう。

答案作成の注意点【社会編】
 その① 用語問題:漢字は正しく!特に漢字指定問題は確実に!
 その② 記述問題:指定語句の抜けは絶対NG!
 その③ 記述問題:資料が複数ある問題には要注意!関連性にも着目しよう!

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その① 用語問題:漢字は正しく!特に漢字指定問題は確実に!

社会には「漢字〇文字で答えなさい」という漢字指定問題があります。
漢字指定問題では、漢字間違いはもちろん、ひらがな・カタカナで書いてしまう不可となります。
特に人名重要なキーワードは漢字指定されることが多いため注意が必要です。
漢字指定がなければひらがな・カタカナで書いても可(※漢字間違いは不可)とされてはいますが、試験本番はどの問題が漢字指定になるか分かりません。すべての語句を正確に暗記し、きちんと漢字で書けるようにしておきましょう!

 さらに… 
作図問題・記述問題における漢字間違い減点対象になります。
解答に書かれている内容が合っていても、漢字ミスがあるだけで減点されてしまうので、キーワード以外の漢字にも間違いがないよう練習しておくようにしましょう。

その② 記述問題:指定語句の抜けは絶対NG!

「○○という語句を用いて書きなさい」という指定語句のある記述問題は、指定されている語句が抜けていたり、間違っていたりすると解答全体が不可となってしまいます。
また、この指定語句、問題によっては複数指定されている場合があります。
あらかじめ指定語句の有無と内容をきちんと確認し、文章中に適切に用いましょう。

その③ 記述問題:資料が複数ある問題には要注意!関連性にも着目しよう!

社会のテストで特徴的な問題といえば「資料読み取り問題」です。
問題中で示されているさまざまな資料から内容を読み取って解答する問題ですが、とくに記述問題の場合、注意してもらいたいポイントがあります。
それは、複数の資料が示されている場合すべての資料の内容をふまえた解答にする!ということ。
例えば、資料Ⅰ・Ⅱから読み取れる解答を求められているのに資料Ⅰに関することしか書けていなかったり、それぞれの資料の関連性が見えない内容だったりすると減点になってしまいます。
資料の読み取りには「広い視野で全体を把握すること」と「注意深く細かくみること」が必要です。
必ずすべての資料に目を通し、どんな特徴があるのか、それが何を示しているのかを見つけて、解答に落とし込むようにしましょう!

答案作成の注意点【理科編】
 その① 選択問題:選択肢は最後までよく読もう!
 その② グラフ作成:理科のグラフは折れ線にしない!
 その③ 化学反応式:左辺と右辺は「→」で結ぶ! & 数字は場所・大きさも正確に!

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その① 選択問題:選択肢は最後までよく読もう!

理科のテストは記号選択問題が比較的多く出題されますが、
内容は理解していたのに選択肢を選ぶときに読み間違えて失点、というケースがしばしば見られます。
選択肢は「これが正答!」と判断する決め手となる単語(キーワード)に下線を引いたりを付けたりしながら最初から最後まで慌てずしっかり読みましょう。(誤答の選択肢は「ここが間違っている!」というところに印をつけて読むと更に精度UP!)

その② グラフ作成:理科のグラフは折れ線にしない!

グラフを作成する問題は数学でも出題されますが、理科と数学ではグラフの描き方が異なります。
数学は「与えられた値の座標を通るグラフ」を描かなければなりません。
一方、理科は「与えられた値の座標から浮かび上がるグラフのおおよその形(概形)」を描きます。
理科の実験結果には誤差がありますから、点をすべて打ったあとに数学のように直線で結んで折れ線グラフにしてしまうと不可となってしまうので要注意!
ポイントはいちど解答用紙を顔から離して全体を眺めること!
グラフの概形が見えてきたら、それをなぞるようにおおまかな直線または曲線を描きましょう!

その③ 化学反応式:左辺と右辺は「→」で結ぶ! & 数字は場所・大きさも正確に!

化学反応式は、左辺(反応する物質)と右辺(反応の結果できる物質)をで結びます。
数学のように左辺と右辺を「=」で結んでしまわないように気をつけてください。
また化学式を書く時、元素記号はもちろん、数字の場所大きさにも注意が必要です。
元素記号につける数字は場所によってそれぞれ意味があります
分子の個数は元素記号の前に大きく! 原子の個数は右下に小さく!
自分の解答が採点者に間違いなく伝わるよう、数字の場所と大きさを正確に書くようにしましょう!

設問に応じた「解答の型」を覚えればもったいない減点・失点は防ぐことができます!
自分が意図した内容を相手(採点者)に正しく読み取ってもらえるよう、
これらのポイントに注目して、一問一問をていねいに扱うことを心掛けて解いてみてくださいね。

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