2018年10月22日
歴史の勉強法~「天高く、馬肥ゆる秋」~
皆さんこんにちは。
プランナーブログをご覧いただきありがとうございます。
山梨校 教育プランナーの横森です。
段々と気温も下がってきて、朝夕は寒くなってきましたね。
皆さん体調崩していませんか?
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期です。
体調管理に気をつけて、
衣替えもしっかり用意して、
「寒いな」と思ったら毛布と冬服に頼りましょう。
受験生は特にです。
センター試験まであと90日強!
公立高校後期入試まであと140日弱!
一日一日がとても貴重になってきます。
「調子がおかしいな?」と思ったら
思い切って休んでしまいましょう。
体調悪くて中途半端に勉強しても身につきません。
諦めてさっと治して集中して学習に取り組んでいきましょう。
秋といえば、秋の挨拶で、
「天高く、馬肥ゆる秋」
という言葉があります。
綺麗に晴れて雲が空高くにある。
そんな景色を「天高く」というのは分かると思います。
しかし。
「馬肥ゆる」って何でしょう?
なぜ「馬」が「太る」のでしょうか?
実はこれ、中国史に関係しています。
古代中国の王朝は、高校で世界史を取った人なら覚えさせられましたよね。
中学生の皆さんも、おなじ「中国」でも
「漢」とか「隋」とか「唐」とか「宋」とか「明」とか「清」とか
いっぱい覚えたと思います。
中国の王朝は、
①王朝成立
②騎馬遊牧民に攻められる
③王朝滅亡
④騎馬遊牧民が新しい王朝を作る
の、繰り返しです。
ここで大切なのが②
騎馬遊牧民たちは、なぜ王朝を攻めるのでしょうか?
それは食料のためです。
遊牧民である彼らは、農作物を持っていないため、
農作物が取れる「秋」に
馬たちを鍛えて攻め込みます。
なので、古代中国では
「秋になると鍛えられた馬に乗って遊牧民たちが攻めてくるから気をつけよう」
ということで
「馬肥ゆる秋」と言って警戒していたのです。
爽やかな秋のあいさつからは想像できない
物騒な話ですね。
こんな豆知識でも知っていると、歴史は勉強しやすいと思います。
歴史=ただ暗記!
そう思っている人いませんか?
歴史も
ただ覚えるのではなく、
なんでそうなったかを理解して学ぶ
そうすると楽しく、そして分かりやすく勉強できますよ。
天高く馬肥ゆる秋、身体だけは壊さないように
引き続き皆さん頑張ってくださいね!