教育プランナーブログ

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「電流」

  

平成18年と22年には「静電気」の問題が出ている。

教科書に書いてある「静電気」についての特徴を頭の中でまとめられていたら正解することが出来たと思う。

平成18年には「静電気」の定義について選択して解答する問題もあったので、

「静電気は、2種類の別の物質を互いに摩擦し合う事によって-の電気が一方から他方へ移動することによって起きること」

ということをきちんと把握しておこう。

また、平成22年の問題では「同じ種類の電気は反発し、違う種類の電気は引き合う」 

ことを実験の中で考察する問題が出た。

「アクリル管をこすった発砲ポリスチレンの板」と塩化ビニル管は引き合うか」 

ということを考える問題があったが、アクリル管はこすって+の電気を帯びたのだから、発砲ポリスチレンは-になった」ということに気付こう。

  

 平成19年には電磁誘導の問題が出た。

記述で答える問題になっていたので、表現力が試されていたといえよう。

また、様々な道具の中から二種類選び、電磁誘導・誘導電流の何を調べたいのかを述べる問題は、

「条件を変えた」ことがどのように実験結果に影響を与えるか考える必要がある。

そして、誘導電流の大きさを変えるためには、「コイルの巻き数を多くする」ことと

「コイルに鉄芯を入れておく」ことと「強い磁石を使用したり、磁石の出し入れを速くする」ことが

有効であるので、どのことについて述べたいか考えてから、使う実験器具を選ぶと良いだろう。

  

 平成20年度には、オームの法則を用いた計算とグラフが出題された。

E=IRという計算式を知っていれば、R=E/I、I=E/Rの式を導くことも出来るだろう。

また、この問題で必要な知識は、「抵抗は直列につなぐと比例して2倍、3倍と増える」のに対して

「並列につなぐと1/2、1/3」という風に反比例になるという事実である。

そうすれば、並列につないだ抵抗(1/2)が直列につないだ抵抗(2倍)の1/4になっていることは

容易に計算できるだろう。そして、抵抗が1/2になるということは、同じ電圧をかけた時に、

流れる電流の大きさが2倍になるということを踏まえて、グラフを書く問題も解く事が出来る。

  

  

 理科は、同じ分野の問題でも、出される箇所は年度によって異なることが多いので、

一問一答などを使って全体的に学習する必要があると言えるだろう。

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