教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



先日、高校2年生の三者面談に伺ってきました。担当教師との相性も良く、成績も順調で問題ありませんでしたが、その子は進路ついて悩まれていました。国立工学部を志望していますが、どの学科を選択するかということです。「とりあえずはセンター試験に向けてやればいいじゃないの」と思われがちですが、ご存知の方も多いと思いますが、大学受験の場合は選択する学科によって必要教科も配点も変わります。それにより勉強の仕方も変えていかなければなりません。

身近な例で言うと、信州大学工学部の電気電子工学科か情報工学科を志望するのでも、全く受験対策の方法が変わってきます。電気電子はセンター600点(英200、数150、理150、国75、社25)+個別400点(数200・物200)の1000点満点に対し、情報はセンター800点(英200、数250、理200、国100、社50)+個別200点(面接)の1000点満点です。

電気電子を選択するなら、数理の配点だけで全体の70%(700点/1000点)を占めるので、他を多少おろそかにしてでも数理に特化して学習するべきです。数理の偏差値がボーダーを超えていれば合格はほぼ手中に収められるでしょう。逆に言うと数理だけは絶対にボーダーを切ってはなりません。他の教科が超えていても補いきれないからです。

一方、情報を選択するなら、センター試験範囲に絞った学習になります。例えばセンター範囲外の数学ⅢCの時間を数ⅡBに充てたり、理科の応用分野の学習時間を英語や国語に充てた方が効率が良いです。

これらを考えると、目標や志望大学が早めに決まっている人の方が、無駄なことはせず、必要なものだけを優先順位をつけて学習できるので有利です!

ただしまだ方向性が決まっていない方も、将来が関わることで無理矢理決めることではないので、まずは自分の将来や進路に興味を持つところから始めていただければと思います。

このページのトップに戻る

長野県のブログトップページへ

全国のブログ一覧ページへ

授業料・資料請求など各種お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

0120-555-202 受付時間:9:00~23:00(土日・祝日も受付しております)

ホームページからのお問い合わせ

資料請求はこちら