2011年4月14日
長野県 教科別の勉強法(中学生)
一般的に中学生向けの塾や家庭教師は英語・数学中心の授業体系が主流です。
理科・社会が必須で、英数は選択というスタイルの塾はほとんどないと思います。
しかし、長野県の公立入試は5教科(英数国理社)各100点の500点満点です。
つまり数学の80点も社会の80点も同じ価値ということです。
それにもかかわらず、英語・数学の授業が重視される傾向にあります。
その大きな理由は、英語・数学は学習内容を積み重ねていく教科だからです。
中1で習った単元を使って中2、中3の単元は解かなければなりません。
英語でいえば、現在形 ⇒ 現在進行形 ⇒ 現在完了形、
数学は 方程式 ⇒比例 ⇒ 一次関数 というように発展していきます。
最初の「現在形」「方程式」でつまずいてしまうと、次の単元も解けなくなってしまいます。
しかし、理科・社会は前の単元の内容を理解していなくても、
次の単元の内容を理解することができる場合があります。
「縄文時代」を知らなくても「江戸時代」のことを覚えることはできますし、
「植物」を忘れていても「天体」を覚えることはできます。
そういった意味でこれから本格的に授業が始まる中学1年生の皆さんは、
英語と数学は特につまずかないように注意してください。
また、すでにつまずいてしまっている中学2、3年生は、どこから理解できていないかを
一度確認してみてください。なんとかしたいと思っても、そこからやり直さないかぎり、
今後の単元も習得できないかもしれません。
もちろん、理科や社会も、最終的には全ての内容を理解しなければなりませんので、
今のうちから、習った内容をその都度理解しておくようにしてください。