2012年4月27日
長野県 身近な地域について知ろう
今回は身近な地域について、自分がどれだけ知っているかを見直してみましょう。
長野県に関わりのある地理の知識は、試験でも多々見かけます。
日本アルプスと称される山脈の名称、川の名称、高冷地農業・・・
身近な地域については、自身の経験や思い出などをきっかけにできるため、
記憶に定着しやすいものです。
「日本一長い川」はなんという川でしょう。正解は信濃川です。
信濃川は、新潟県及び長野県を流れる河川ですが、長野県では千曲川と呼称が変わります。
千曲川を含めた本流を信濃川と規定しているため、日本一長い川は信濃川となりますが、
長野県にお住まいの皆さまになじみがあるのは、千曲川です。
千曲川(信濃川)は、昔から詩歌で歌われています。
例えば、長野県豊田村出身の高野辰之。
みなさんも、どこかで目にしたことがある名前だと思います。
生徒さんに聞くと、高野辰之作詞「ふるさと」を、音楽会の最後にみんなで歌った、
集会のときに歌ったなどという話を聞きます。
長野県ではよく歌われ、多くの人が歌える共通の歌という認識があります。
「ふるさと」の歌詞にある、「兎追いし 彼の山」は、現在の長野県中野市の山。
「小鮒釣りし彼の川」は、中野市の川であるという説が一般的です。
勉強のため、仕事のため・・・さまざまな理由で、それぞれの思いを持って、生まれ故郷を離れる。
そして、その故郷を懐かしむ歌「ふるさと」。
そんな日本の代表的な歌の詞は、長野の自然を思いながらつくられた歌だったのです。
みなさんの歌っている「校歌」、長野県民みなが歌えるといわれている「信濃の国」、
そういった身近な歌から、今住んでいる地域について知識を深めるのもお勧めです。