2012年12月28日
長野県 医学部入試対策 ~面接~
みなさん、こんにちは。
家庭教師のトライ 長野校です。
センター試験まで1カ月を切り最後の追い込みをかけていることと思います。
医学部受験生は、センターは元より、個別試験、小論文に加え「面接試験」も重要になります。
今回は、面接試験での質問項目の準備についてお知らせしておきます。
地元長野県の信州大学では来年度から個別試験に英語が加わります。
是が非でも今年合格できるよう、皆さんのお力になれれば幸いです。
下記にいくつかの面接試験の質問項目例を出しておきますので、
勉強の合間に考えてみてください。
なぜ[薬剤師/看護師/臨床検査技師など]ではなく、医師になろうと思ったのですか?
【観点】
・医師の仕事の本質をよく理解した上で医師を志望していることを示すこと。
【構成】
・パラメディカルと言われる医師を補助する仕事と比較して、医師の仕事の本質を述べる。
・そうした医師という仕事の性質に、社会的な意義(やりがい)を感じる。
【回答例】
現代のチーム医療において、パラメディカルと言われる医師を補助する職と比較して、
医師の仕事は治療についての最終的な判断をする役割を担っている点が最大の特徴と言えます。
つまり、医師は治療における意思決定者であり、最も重い責任を負わされているのです。
私は、そうした医師という仕事の性質に社会的な意義とやりがいを強く感じます。
何科の医師になりたいと思っていますか?
【観点】
・診療科目の希望を述べることを通して、医師という職業に対する「意識の高さ」をアピールすること。
【構成】
・私は○○科医になることを志望します。
⇒小児科や産婦人科のような志望する学生が少ない科を選んだ方が、高い評価を得られる可能性が高い。
最終的には、自分の適性に合う科を選ぶことが大切である。
・その理由を述べる。
【回答例】
私は、小児科医になることを志望します。元々子どもが好きで、医師でなければ小学校の教師に
なろうと思っていたくらいです。最近は、少子化に伴って小児科の患者が減っているため、
小児科を志望する学生が少ないと聞いております。このような状況では、子どもに対する医療的なケアが
不十分になり、少子化がますます進んでしまいます。
小児科医の不足している現状に少しでも貢献しようと思い、志望した次第です。
患者との「信頼関係」を築くためには、どんなことが必要だと思いますか?
【観点】
・患者との「信頼関係」を築くために必要な資質について述べることを通して、
医療行為に対する「意識の高さ」を示すこと。
【構成】
・患者との「信頼関係」を築くために必要な資質について述べる。
「医療従事者に必要な条件」の中のいずれか一つを軸にする。
特に、「患者の立場に立つ」ことは重要である。
・その理由を述べる。
【回答例】
患者との信頼関係を築くためには、患者の立場に立って治療にあたることが必要だと考えます。
患者に対し病状や治療法について十分に説明し、患者の同意を得た上で治療を行うこと
(インフォームド・コンセント)が重要です。
そのためには、患者との十分なコミュニケーションが必要であると考えます。
皆さんが、高く強い志で医学部を目指していれば難しいことではありませんが、
改めて考えることで、目標の確認になり、より強い意思が生まれてくるのではないでしょうか。