2015年3月1日
奈良県 2015年度 大学入試速報
みなさん、こんにちは。
今日は、一昨日に実施された
大阪大学の今年度入試について書きます。
受験されたみなさまお疲れさまでした。
決して楽な道のりではなかったと思います。
ここまで勉強を続けてきて疲れていると思いますので、ゆっくり休んでください。
前期がうまくいかなかった方は後期入試の準備をしましょう。
センターの比率が高いですが、小論文や科目別対策に力を注ぎましょう。
■阪大(文系)の今年度の入試について
学部 | 前期日程 | 昨年度 | 後期日程 | 昨年度 |
文学部 | 2.6倍 | 2.6倍 | 6.6倍 | 7.0倍 |
外国語学部 | 2.5倍 | 2.9倍 | 7.7倍 | 8.4倍 |
法学部 | 1.8倍 | 1.9倍 | 13.1倍 | 11.3倍 |
経済学部 | 2.8倍 | 2.8倍 | 8.4倍 | 9.7倍 |
<動向>
昨年度と比較して大きな変化はありません。
近年、倍率は低めですが、下位層の受験生が減少しているだけで、合格者層のレベルは高いでしょう。
京大・神大と受験者層がかぶりますが、前期日程では大きな変化はありません。
神大の法学部の後期の出願者が減少しているため、阪大の法学部の後期の出願者が増加しています。
<教科別(各教科形式・分量ともに大きな変化なし)>
数学・・・3題/難化(数ⅡBからのみの出題)。
大問1が難しめでした。大問2を確実に取って、残りをいかにとれるかが勝負でしょう。
国語・・・現代文2題、古文1題/難易度は例年並み
漢字や基本的な現代語訳で確実に得点し、
字数の多い記述問題でいかに部分点をとれるかが大事でしょう。
英語・・・和訳、長文読解、自由英作、英作文/易化
全体的に文構造を把握しやすく、組み立てやすい印象です。
原文忠実に訳せたか、自由英作文で減点されないことが重要でしょう。
■新高校3年生へ
センターまではすでに1年を切っています。新高校3年生が今から何をすべきか書いていきます。
<現状確認>
自分の志望校の問題、今年度のセンター試験の問題を解いてみる。
<志望校設定>
科目選択も必要になったりするため、なるべく高めの目標を立てる。
<計画立案>
教科・単元別に自分の得意・苦手分野を分析し、1年でどれをどこまで上げるかを考える。
(伸びしろは大いにあるだろうが、計画通りにはまず行かないため低めに見積もって立てる。)
中学生と違い、高校生の場合は学習範囲が広く、教科も多いため効率的な勉強が必要です。
そのためには、日々の勉強を成績向上に少しでもつなげることが重要です。
来年度は結果を出すにはどうすればよいかを突き詰めて考えて過ごしてみてください。
非常に密度の濃い1年になるはずです。