2011年6月2日
山梨県 ドラッカーの「マネジメント」で「学習」を考える
こんにちは。家庭教師のトライ山梨本部です。
昨日、韮崎のラザ・ウォーク内の書店で、高校生が『もしドラ』を購入しているところを見かけました。
『もしドラ』を全く知らないという方は少ないのではないでしょうか。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』は累計発行250万部を超えた、昨年度の大ベストセラーです。
書店では「ビジネス本」コーナーにあるのですが、ベストセラーゆえ書店でもレジ近くに平積みされている場合が多く、高校生も目にしやすいですよね。
簡単にあらすじを紹介しますと、病気の親友の代わりに野球部マネージャーになった主人公が、勘違いで手にした経営学の名著に感動して、その教えを練習で実践していく・・・というストーリーです。
ドラッカーの『マネジメント』には、学校生活に当てはめて実践できることが数々書かれています。
例えば「自己管理」の項には以下が書かれています。
「目標管理の最大の利点は、自らの仕事ぶりをマネジメントできるようになることである。自己管理は強い動機づけをもたらす。適当にこなすのではなく、最善を尽くす願望を起こさせる。したがって目標管理は、たとえマネジメント全体の方向付けを図り活動の統一性を実現するうえでは必要ないとしても、自己管理を可能とするうえで必要とされる。」(P・ドラッカー『マネジメント』より)
「仕事ぶり」を「学習」に置き換えてみましょう。
自らの学習を管理するためには、以下の2点が必要です。
①自らの目標を知ること(=目標をつくること)
②その目標に照らして、自らの学習と成果を評価すること(=理解度や進捗の確認をすること)
『もしドラ』はビジネス書的な堅苦しいものではなく、青春小説仕立てになっているので大変読みやすく、学生さんにもお薦めです。
6/4(土)からは映画が公開されますので、本は苦手という方は映画版をご覧になってはいかがでしょうか。