教育プランナーブログ

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こんにちは!家庭教師のトライ 兵庫校です。

本日はなかなか「何をすれば伸びるのかわからない」国語の教育についてお話しようと思います。


実際、「家庭教師のトライ」の豊富な教師登録の中においても

「国語指導可能」な教師は、他教科 英語や数学と比べると圧倒的に少ない状況にあります。

その原因と対策について述べていきたいと思います。


①国語教育の難しさの原因

きくあげられるのは「ある程度あいまいなままそれなりに問題が解けてしまう」からに他なりません。

数学や英語と違って、AだからBで解くという論理的な思考を辿らなくても

日本人であれば日本語になじんでていて「なんとなく」解けてしまうのでその場しのぎになりやすいのです。

ですから、圧倒的に国語のできない生徒さんへ「どう解説していいか」わからないという指導者側の問題も生じます。

多くのご家庭でどうしていいかわからず、本を読みなさいって言うんだけどうちの子読まないのよという現象がおきるのは

保護者の皆さんもこの落とし穴に気づかずお子さんに接しているせいでもあります。


②国語教育の対策

では、そんな状況におちいりがちな国語についてどうすればよいか対策について学齢・状況別に述べていきたいと思います。


~幼児期・小学校低学年

一番の解決策はこの時期に一番気をつけて接することです。また、保護者の方の努力を一番かけていい時期です。

えてして子供さんに何かをさせよう、読ませよう、塾に通わせようと「子供さんの行動」に意識しがちですが、

保護者の方の行動」を変えてください。子供さんに本を読ませようとする前に、ご自身で読んでください。

ジャンルは何でも構いません。小説でも、自然科学でも、ご趣味の本でも構いません。

そもそも家庭環境として周りの大人がやらないことを子供さんがやるはずがないのです。

その上で子供さんが興味を示す分野についての本・図鑑を何でも与えてください。

よくこの時期では難しいのではないかと思われるものでも構いません。

そんなことを気にするのは文化的に「飛び級」のない日本人だけです。

知識を吸収するのに「早すぎる」「難しすぎる」ことなどないのです。

興味があって、わからなければ勝手に調べるようになるものです。

この時期にそういった行動パターンが身についてしまえば正直後はあまり困りません。

よくいる何もしなくても国語が安定的に解けてしまう生徒さんはこういった下地があるお子さんがほとんどです。


~小学校 中・高学年以降

前段の状況が作り出せなければ、なかなか国語についてある程度できる状況しかできず、

たまたま合った時はできて、だんだん得点しづらくなってい状況が生み出せれていきます。

もはや子供さんの興味はスポーツやゲーム、他のことへいってしまい、

ここから読書習慣をつけましょうと言っても手遅れ、またなかなかご家庭の努力だけでは難しいはずです。

対策のひとつはそういった読書教育に力をいれている私立中学にいれてしまうことです。

兵庫県では特に「啓明中学」さんが教育方針として掲げていらっしゃいます。

どんな百の言葉より、環境を整えることに勝る教育はありません。

また、もはやそういった読書教育でのアプローチではなく

国語の得点力だけあげる、身につけることも可能です。

語学春秋社さんから出ています「出口汪 現代文講義の実況中継」をお読みください。

大学入試対策の参考書ではありますが、国語の問題を論理的に考えて解くということにおいて

他に類を見ないエッセンスがつまっています。

扱っている題材文としては大学入試内容なので難しくありますが、ここで述べられている考え方ややり方は、

特に国語においては中学生でも変わりはありません。


最後に対策として手前みそながら、家庭教師のトライにお申し込みください。

数は少ないと述べましたが、その中でも国語専門の講師も在籍しております。

ここまで述べてきてお気づきかと思いますが、国語教育を変える上で一番変えなければいけないことは、

環境の中で育まれるコミュニケーションです。

プロの教師と生徒さんの中でやり取りされるコミュニケーションのひとつひとつが、

お子さんのかけがえのない将来の財産になることは間違いありません。


そして、今後、ICT教育がすすんでいき、数学や英語はIT教材を使った指導がどんどんひろがっていきます。

そんな中でも一番最後までIT化されない教育が国語教育になるはずです。

論理的に問題を解くこととあわせて、情操教育の面もあわせもつこの教科の指導は

最後まで人間がやるしかないものになります。


また、この国語で磨かれた「思考力」や「表現力」は、

今後、2020年大学入試改革で全ての教科の解答作成するうえで必要な力になってきます。

一番力をいれられてご教育すべき力であることは間違いありませんので、

是非いまいちどお子さんの状況を振り返って頂ければと思います。

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