2012年6月8日
長野県 中学入試 志望校選びのポイント
近年、長野県でも多くの私立中学校が開校されました。
特に2012年度は公立中高一貫校として「長野県屋代高等学校附属中学校」が募集を開始し、
倍率「6.4」という非常に関心の大きなものになりました。
また今年は「松本秀峰中等教育学校」が入試方法を2段階へと変化させ、
より学習意欲の高いお子様を募集する動きがあります。
地域性の問題があるとは云え、選択肢が広がった学校選びをどのように行うか!?
新たな、悩みがでてくるようになったかと思います。
学校の特徴を捉え、お子様の将来への道筋が大きく立つような学校選びをしたいものです。
さて県内には以下の一貫教育中学校があります。 ※小中一貫及び中高一貫
≪国公立一貫中学校≫
・信州大学教育学部附属長野中学校 (※小中一貫)
・信州大学教育学部附属松本中学校 (※小中一貫)
・長野県屋代高等学校附属中学校 (※中高一貫)
≪私立一貫中学校≫
・佐久長聖中学校 (※中高一貫)
・長野日本大学中学校 (※小中高一貫)
・長野清泉女学院中学校 (※中高一貫)
・松本秀峰中等教育学校 (※中高一貫)
・才教学園中学校 (※小中一貫)
【志望校選びのポイント】
①何のために受験をするのか、「目的」を具体化させる。
一番大切な事です。この大前提が具体的でないと志望校は選べません。
ご両親の教育観を軸にお子様を動機付けし、揺るぎない「受験体制」を整えてください。
②国立中学か公立・私立中学のいずれを選択するか
あえて、国立中学と公立・私立中学としています。これは国立中学(信大附属長野・松本中学)は
「国の教育研究機関であること」が理由になります。
前述の2校に関しては「学校教育法規定の教育」の他に「教育実習、研究実証、現職教育」という
使命を持っています。
長野県屋代附属中学校や他の私立中学校には無い特色がありますので、
それを充分理解して選択する必要があります。
③小中一貫か中高一貫かのいずれかを選択するか
どこの高校に進学したいか、が判断軸になります。
中高一貫校であれば当然附属の高校への進学となります。小中一貫校は高校受験が必須なので、
その時の学力によって変わってきます。
一般的な資料(実績)で云えば、「長野高校」や「松本深志高校」への進学を希望する場合は、
小中一貫校が他の公立中学に比べ圧倒的に多い事は事実です。
勿論、中高一貫校では内部進学がメインなので、公立の上位校への進学はかなり困難になってきます。
大きく3つのポイントに絞りました。一貫教育は学校ごとの特性・特色を踏まえて
ご両親の教育観に最適な志望校を選んでください。