2012年8月23日
長野県 公立高校入試 国語シリーズ(第2回) ~古典~
家庭教師のトライ 長野校です。
長野県では全国に先駆けて、今週から2学期がスタートしました。
まだまだ暑い日が続きますが、気分一新、充実した生活を送りましょう。
さて、中学3年生においては「総合テストの1回目」がありました。
自身の実力を客観的に受け止め、残り7カ月の対策を練りましょう。
その中で公立入試の国語対策、特に「古典」分野についてお知らせします。
「古典」というと「古文」と「漢文」があります。
ですが、長野県の公立入試では「古文」が中心に出題されます。
「漢文」はほとんど出題されません。「古文」に絞って重点的に学習することは
戦術として間違っていないと思います。
「古文」を学習する上での6つのポイントをお伝えします。
①何度も「音読」して、古文のリズムに馴染もう
②文法は「助動詞」「助詞」「敬語」を中心に理解しよう
③古語は、「古今異義語(現代文と同じ形だが、現在とは意味がちがう言葉)」を
中心に覚えよう
④古文は「主語の省略」が多い。読み取るときは、主語を補いながら読んでいこう
⑤作品が書かれた「時代背景(奈良時代~江戸時代)」を知ろう
⑥古文を読み取るときは、文章の中のわかる部分を「手がかり」にして、
分からない部分を「推測」することが大切
「古典」と聞いただけで苦手意識を持ってしまい、学習が後回しになってしまうケースがあります。
しかし配点は15点前後あり、漢字や文章読解よりも出題範囲は限られ「得点源」となる分野です。
時代背景を踏まえ、興味を持って学習すれば問題の難易度は低いため必ず高得点が狙えます。
いきなり問題集をこなすのではなく、代表的な作品を読み、どんなことが書いてあるのかを
理解しましょう。ポイント⑥の「推測」がしやすくなり、解答が導きやすくなります。
勉強と固くならず、まずは作品を読んでみましょう。