教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



みなさん、こんにちは

家庭教師のトライ 長野校です。
 
以前に中学生における「朝の部活動」の是非が取り上げられました。

発表当初は「全面的に禁止」するような印象でしたが、徐々に中和され

来年度の実施有無に関してはほとんどの学校で告知が無い状態です。
 
そんな中、1月16日長野県教育委員会より「スポーツ活動指針(素案)」が公表されましたので

一部を抜粋しお知らせします。
 
 
「運動部活動の活動基準」
 
・休養日を設定し食事と睡眠を大切にすることは心身を成長させ、トレーニング効果を高めます

・朝の運動部活動においては、放課後の活動にまとめ充実させることが効果的な活動です
 
①平日に1日、土日に1日の休養日を設定する

②大会や練習試合により土日両日の活動があった場合は他の曜日で休養する

③平日の活動時間は2時間程度で、3時間以内とする

④休日の練習は午前から午後に渡らないようにする

⑤朝の運動部活動(※1)は原則行わない
 
 ・ただし、放課後の活動が行えず時間が確保できない場合は生徒の健康状態に配慮し

  保護者の理解を得たうえで朝の活動を実施することもある

 ・その場合は激しい運動は避ける
 
(※1)始業前に顧問の指導のもと部員全員が行う活動。生徒が自主的におこなう朝の活動とは異なる。
 
 
と、あります。
 
「朝連は原則行わない」と明記されています。スケートやボートなどの練習は場所が限られる種目なので

例外としては理解できます。
 
気になるのは「生徒が自主的に行う朝の活動」は朝の運動部活動とは異なる、というものです。
 
わざわざ記載しているということは現場で実施されているものなのでしょう。要は「自主練」です。

穿った見方をしてはいけませんが、朝の部活動が無くなっても活動意欲のある一部の先輩が

半強制的に「自主練」を実施することで、全体で参加せざる得ない雰囲気が発生することはないでしょうか。

その場合顧問は参加せず事故が起こる可能性が高まるのではないでしょうか。
 
成長期の運動(部活動)は身体と心を育てる、非常に意味深いものだと思います。
 
家庭教師派遣を通じ多くのお子様と関わってきましたが、

運動に真摯に打ち込んできた子は集中力が違います。

苦しい練習を乗り越えた自信を持っています。その先にある喜びや達成感を知っています。
 
それは当然学力にも大きく反映し、「部活の引退後に成績が急に伸びる」といった傾向は少なからずあります。
 
しかし長野県の中学生の生活のパターンを聞いて、他府県出身の私トライさんはカルチャーショックを受けました。
 
・朝連の休みは毎週月曜日

・放課後練習の休みは毎週水曜日

・土日は、午前か午後のいずれか連日

・週に2回は「社会体育」で21:00まで市民体育館で練習

・テスト前の休みは3日前
 
「いつ、遊ぶの?」と勉強の相談に伺ったのにそっちの心配をしてしまいました。

加えて毎日50分授業を6コマ、「子どもは勉強が仕事」と昔言われましたが、

それに加えて「部活」もあるなら働きすぎです。
 
禁止にするなら全面禁止、社会体育も含めて実施するなら確実な休日を設定してメリハリをつける。

質実剛健(長野高校)、自治自律(深志高校)、文武両道(上田高校)、など

各進学校は「両立」がテーマになっています。
 
部活動も学習も「自ら考え、判断し、決定し、計画し、実行する」そんな人材へと成長し、

社会貢献度の高い人間が輩出される教育県としての長野を盛り上げていきたいと考えています。
 
家庭教師のトライ 長野校にご期待ください。

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