2013年10月18日
奈良県 中学入試の傾向と対策 ~数学編~
奈良県のみなさんこんにちは。
今回は前回に引き続き、奈良の二大巨頭、西大和と東大寺学園の
「理科」についてお話をしたいと思います。
・西大和中
各分野とも奇問や難問が少なく、良問が多いことが特徴。
知識をそのまま出題されることは少ないが、基礎知識を応用したり、資料を基に考えたり、
仮説を立てたりすることを要求する問題が多い。
問題数が少ないが、1問の問題文が長いので、時間配分に注意したい。
分野のばらつきは多くはないが、その分さまざまな範囲の対策をすることが必要不可欠になってきます。
(内訳)
物理分野:27%
生物分野:23%
化学分野:23%
地学分野:25%
・東大寺中
物理分野の出題割合が多いことが大きな特徴。「てこ・バネ」「回路」「光」が大きなポイントになります。
各分野の出題単元が特徴的なので、出題傾向に合わせた学習計画が必要です。
東大寺の場合は物理・地学分野を中心に比較的難しい問題が出題されるので、
時間をかけすぎないようにすることが必要です。
(内訳)
物理分野:38%
生物分野:20%
化学分野:20%
地学分野:20%
中学入試の理科の特徴は、非常に数学的な範囲が多いことでした。
パターンを身につけ、さらにそれを応用できるようになることが必要です。
さて、算数の際にも東大寺は西大和よりも問題数は少なめでしたが、やはり理科でも考えさせる問題が多いようです。
どちらを受けるか迷っている方には、以下の流れが必要になってきます。
1)両方で出る物理の問題の理解を先に深める
2)各分野がまんべんなくできるか、分野によって偏りがあるか、自身の特徴を見極める
3)自身の特徴に合わせ、志望校に合わせ時間を計りながら受験対策を進めていく
2・3は専門的な知識をもとに判断することが必要ですので、
判断に迷った方はぜひ一度ご相談いただければと思います!
判断に迷った方はぜひ一度ご相談いただければと思います!