2016年11月4日
奈良県 公立高校入試出題対策(国語、理科、社会編)
みなさんこんにちは!奈良のトライさんです。
とても冷え込んできましたが風邪などひいていませんか?
受験まで残りわずか、体調管理にも気を配りましょう!
今回は、奈良県公立高校入試(国語、理科、社会編)の傾向と対策についてお話しします。
【国語】
●問題構成(平成28年度)
大問4題で構成。
大問1:随筆文の読解問題
大問2:古文の読解問題
大問3:話し言葉の作文
大問4:随筆文の読解問題(作文含む)
文学的文章または論理的文章から2題、古文1題、課題作文1題の計4題が基本的な構成となっている。
平均点は例年28~30点で前年は31.2点。
現代文:分量が多いので、時間配分に気をつける事が大切。
1題の現代文に9分以上かけてしまっては遅い!速読力を強化する必要がある。
比較的長い記述問題の場合は、本文中の言葉を積極的に引用する事。
古文:問題は例年それほど難解ではない。基礎的な問題集をつかって
古典文法と単語を理解する事で完答は可能だが、時間配分を考えると5分以内で解かなければならない。
古文では常に、この文の主語は誰かと意識しながら読むように心がけよう。
作文:特殊な作文になるため、過去問題集をつかった対策が必要。
また、内容を簡単にまとめる練習が必要。
マンツーマンの指導で先生に作文の添削などを繰り返ししてもらうと良い。
【理科】
●問題構成
大問5題で構成。
大問1
:平成25年度は独立小問集合、平成26~28年度は物理、化学、地学、生物から1題出題
大問2
26年:植物のつくりと分類・微生物のはたらき・生物のつながり
27年:刺激と反応
28年:動物のからだのつくりと働き
大問3
26年:天気の変化
27年:地震
28年:日周運動と自転
大問4
26年:重力
27年:運動とエネルギー
28年:力の働きと圧力
大問5
26年:化学変化・酸化・還元・中和
27年:酸化、化合、化学エネルギー
28年:物質の姿と状態変化
実験・観察を中心とした、目的・方法・考察・理由を問う問題が多い。
レベルとしては基本的であるが、湿度や重力の計算などは慣れが必要。
全分野からまんべんなく出題されているため、単元を絞ることが難しい。
選択式だけでなく、記述式や作図もあるので、過去問でしっかりと対策をしていく必要がある。
平均点は例年25~30点、前年は29.6点。
【社会】
●問題構成
大問3題で構成。
大問1:歴史的問題
大問2:地理的問題
大問3:公民的問題
資料(図や表、年表)を分析、判断する問題がよく出題されている。
地理分野に関しては基礎的。公民分野は資料に対する慣れが大切。
歴史に関しては飛鳥~平安、室町(鎌倉)~江戸、明治~昭和の3つで構成されている。
全分野からまんべんなく出題されているため、時代を絞ることが極めて難しい。
資料、図を利用した問いが多く出題されているため、
教科書に掲載されている基本的かつ有名な資料には一通り目を通し理解を深めておくことが大切。
平均点は例年30点前後、前年30.0点
歴史分野:奈良時代・平安時代からの出題があるため要注意。
また各時代の特色を問う問題も頻出である。記述問題が近年増えている傾向にある。
記述問題は特有の政策の説明や難しい語句の内容説明、時代背景の説明、
図の説明などで、難解なものもあるが、ほとんどが教科書の基本的なレベル。
また、時代を象徴する歴史事象や用語の出題が目立っている。
地理分野:おもに、アジアの気候・海流・機関・産業や、環境問題、
日本の地形や産業・農業・交通に関して出題されている。
地図をもとにした気候グラフや写真がよく使われている。
地理分野に関しても記述問題が近年増えている傾向にある。
周りと得点差をつけるには、内容説明などの記述式問題できちんと重要単語をおさえる事。
公民分野:国会や地方自治、日本経済に関しての問題が多いが、
他にも現代社会の課題についての問題(環境問題、人口問題)、
社会ときまりについての問題などが出題されている。
資料を利用して解く問題がほとんどであり、出題方法は地理分野とあまり変わらない。
ただし、単語の丸暗記だけでは点が取れないようにしてあるので、要注意。
記述問題は、知識が問われるだけでなく、その知識を実生活などに応用させる思考力が問われる。
さぁ、受験までのこりわずかになりました!
今から受験までは傾向と対策を知ったうえで効率的に学習を進めていく必要があります。
マンツーマン指導で自分専用のカリキュラムのもと、合格に向かって走っていきましょう!
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お困りの方はご気軽にトライまでご相談ください!