2012年3月13日
【静岡県 学習指導要領改訂で何が変わった?】
こんにちは、家庭教師のトライ静岡本部です。
県外の中学校では2012年度から完全移行の学習指導要領ですが、県内ではすでに新内容での指導が始まっています。
新学習指導要領では新たな教育の目標として以下内容が規定とされています。
・能力の伸長、創造性、職業との関連を重視
・公共の精神、社会の形成に参画する態度
・生命や自然の尊重、環境の保全
・伝統と文化の尊重、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し、他国を尊重、国際社会の平和と発展に寄与
(文科省HPより)
社会の変化や科学技術の進展等に伴い、
子どもたちに指導することが必要な知識・技能について、積極的に取り入れていこうという方針です。
具体的な学習内容の変化としては、数学での「資料の活用」分野の出題が顕著です。
県学力調査、公立高校受験問題においても3点~6点分の出題がされています。
また、国語でも教科書上の古典内容の充実が見られます。
「自分が習った時と解き方が違うため、教えられない・・・」
と苦しんでいる保護者の方のお話を耳にすることがありますが、
新出単元に関しては、益々家庭での補助が難しくなる分野かも知れません。
また、単純に授業時間が増加します。
小学校は6年間で現行より278時間の増加、中学校は3年間で105時間の増加です。
家庭で過ごす時間が少なくなるため、ますます時間のつかいかた、メリハリが大切になっています。