2012年9月15日
静岡県 高校入試 理科シリーズ(第3回)~生物・地学~
こんにちわ、家庭教師のトライ静岡本部です。
今回は、理系が苦手な方でも得点源にしやすい生物・地学の単元についてです。
みなさんの暗記力を活かし、さらに記述力も鍛えてワンランク上の点数を目指してください。
<生物について>
頻出単元は突出して植物に関する問題で、多い年は植物に関する大問だけで10/50点近い出題数になります。
次いで消化と吸収、食物連鎖、細胞に関しても出題頻度は高くなっています。
いずれも大問の最後によく出されている記述問題はハイレベルとなっておりますが、
キーワードとなっている単語が分かりさえすれば着手できるでしょう。
一問一答式のドリルやワークを使った勉強方法でも点はとれる部分はありますが、実験を絡める、という視点から見ても、
顕微鏡の使い方、プレパラートの作り方など、実際の学校の授業での体験に基づいた理解を深めておきましょう。
化学の分野と混同しやすい薬品の色の変化などについても、きちんと整理をしておきましょう。
<地学について>
静岡県は防災意識を高める教育の一環もあり、地震については時事問題として出題する傾向が強くなっています。
地震が起きる仕組みや、地震に関連したエネルギーの動きについてなどを記述させる問題が、
引き続き出題される可能性があります。
また、天気図や資料から天候を読み取る問題、地層の問題なども良く見かける問題です。
地学は知識はもとより資料の読み取り能力の問われる分野です。
天気図や地震計の動きを表した表など、
普段のニュースや問題集でできるだけ多く触れ、理解しておくことが必要です。
生物・地学分野では難解な計算問題などが出題されることはないため、
理科が苦手、というかたでも取り組みやすい分野です。実際の気候や地域の地形など、
興味を持てる題材でもありますので、ぜひ日常に絡めて理解をしていきましょう。