2011年4月28日
山梨県 公立高校入試問題「英語」の傾向と小学生英語学習の必修化
こんにちは。家庭教師のトライ山梨本部です。
山梨県の公立高校入試問題を分析すると、「英語」には3つの特色が見えてきます。
① 冒頭のリスニング問題が全体の35%を占める
② 長文読解がメイン(文法、語彙の問題がほとんどない)
③ 英文作成問題が4問
【文法、語彙の問題がほとんどない = 理解が甘いと答えられない】
そして難易度はやや高めになっています。
リスニング問題では、30代から40代の世代が高校受験をした頃は、
英語を習い始めの中学生が聞き取りやすいスピード・内容でした。
今は、ご存知のように、ネイティヴが普通に会話をしているスピードを聞き取って答えるようになっています。
また、聞きとれたとしても、語彙力がないと意味がわからないような内容になっています。
配点ウェイトも高いので、十分な準備が必要です。
英語の難化傾向に拍車をかけるのが、「小学校英語の必修化」です。
小学校卒業までに単語数285語の学習が指定されました。
今の中学校一年生が、一年間で覚えるものよりも多い量です。
ということは、小学校で英語を学んだ生徒が高校入試を迎えるころには、
リスニングのレベルや問題のレベルがさらに引き上げられるでしょう。
しかし、不安感ばかりが先行すると、萎縮してしまい、かえって記憶や理解がうまくいかないケースがあります。
せっかく学ぶ機会ができたわけですから、それをチャンスと捉えて、しっかりと学んでいきましょう。
小学生や中学生は、自分で勉強を計画的に行うことや、つまづきを修正するのは、まだ難しい年齢です。
勉強は自分でやるものですが、上手にできるようになるまでは大人のケアが必要です。
せっかくの学ぶチャンスで、英語嫌いになってしまわないように、大人が上手にケアをしてあげたいですね。