2019年2月5日
2019年センター試験1日目 分析と対策
こんにちは!家庭教師のトライです!
本日は2019年のセンター試験1日目を科目ごとに振替り、その傾向と対策ををみなさまにお伝えします。
ぜひ参考にしてください!
日本史
資料を用いた問題がなくなり、元号をテーマにした問題が出題されました。
過去問になかった資料問題が出題され、歴史的背景知識を踏まえて資料を読み解く思考力が求められました。
①知識…難問は問われませんでした。人物・用語の大まかな分類をするようにしましょう。
②史料…資料集を活用して史料の歴史的意義を整理しましょう。
③考察…ダイアログ学習で史料をどのように読み解いたか説明する練習をしましょう。
世界史
年代整序問題が再登場し、支配領域を問う地図問題が出題されました。
ヨーロッパ・中国・イスラムの頻出分野を広くおさえることが必要とされ、基本に忠実に教科書の太字を理解することが重要です。
①知識…難問ではありませんでした。高得点を狙うには東南アジア・中南米までおさえる必要があります。
②地図…都市名は地図上の場所も確認しましょう。世紀単位の世界地図を眺めることも有効です。
③考察…統計資料は歴史的背景を踏まえたうえで分析しましょう。
地理
去年に引き続きなじみの薄い地域が選ばれました。
知識を駆使してその場で思考させる傾向がより顕著になりました。
暗記学習は早めに完了し問題演習量を増やすことが重要となります。
①系統地理…各分野とも細かい知識は求められません。知識を関連付ける力が必要です。
②地誌…暗記事項は少なく、どの知識を用いるべきか情報の取捨選択を行ってください。
③地域調査…地形図は毎年出題されます。読み取りの練習が必要です。
現代社会
時事問題を扱う出題が増加しました。
2020年に向けて生きた知識を活かす学習が必要となってきます。
①知識…複数分野の融合問題も出題されるので、知識を幅広く正確に身につけることが必要です。
②時事…時事的要素に対応するため、新聞等で情報収集をしましょう。
③思考力…日頃から因果を考える練習を多くしましょう。
政治経済
複数の課題を解かないと政党にたどり着け合い問題が増加しました。
資料を分析するために洞察力を要する問題が登場しているので、時事的な傾向をふまえて、分析・考察する学習が必要となります。
①知識…教科書に登場する語句を説明できるまで理解しましょう。
②時事…時事的話題が出題されるため、社会情勢に関心をもちましょう。
③思考力…背景知識をもとに正解に必要な情報を選び出す練習が必要です。
倫理
8択問題が出題されなくなり、難しい論点について問われました。
倫理に関する基本的な人物と思想を関連付ける事が必要であるため、用語を単に覚えるだけではなく、説明できるようになる学習が必要となります。
①知識…教科書に登場する語句を説明できるまで理解しておきましょう。
②時事…家族・社会・個人に関して時事的話題が問われることもあり幅広く関心をもつことが必要です。
③正誤問題…論点を明らかにして根拠をもって答えられるようになっておきましょう。
国語
評論において、昨年と同じく内容正誤を判断する問題が継続しています。
文章表現や構成に関する問題・具体例を深堀する問題が継続しているため、文章を読み解き、実生活に生かそうとする姿勢が求められます。
①評論・小説…さまざまなジャンルの文章を読み慣れておきましょう。
②古文…単語・文法・古文常識の理解を徹底し、問題演習でしっかり定着させましょう。
③漢文…重要文字・句法の基礎学習の重視が必要です。
英語
【筆記】さまざまなジャンルの標準的な英文を読みなれておく必要があります。
①語彙力…センターレベルの単語帳を中心に効率よく学習しましょう。
②文法力…基本的な英文法に加え、語法やイディオムの知識量を充実させておく必要があります。
③読解問題…問題ごとの解答時間を設定し、長文問題を15分程度で速読する演習をしておきましょう。
【リスニング】
問題形式は特には変わりませんでしたが、 語彙力を要する出題があり、会話文中に用いられる表現と問題文中に使われる表現をつなげる語彙力が求められました。
①語彙力…言い換え表現に対応できるように多義語に慣れておく必要があります。
②演習…英検2級対策のリスニング問題集などを使って、日常英会話の素地を固めましょう。
全体的に2020年の教育改革に向けて、センター試験に出題される問題が思考力・分析力・判断力を必要とする傾向にあります。
日々の学習でもそれらを意識して学習することが、今後の試験においては重要になってきます。
特に思考力・分析力・判断力を鍛えるためには、教師との対話を元に授業を行い、生徒自身が自分の考えを表現できるマンツーマンの指導が有効です。
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