2012年4月14日
高知県 学習環境を整えよう
新年度がスタートしたので、ここは心機一転、学習環境を整えてみては、いかがでしょうか?
子どもが集中して学習に取り組むためには、第一に「勉強をする気分になる環境」でなければなりません。
まず、机でなかなか勉強する気分にならない子には、「学習机では勉強以外しない」というルールを作るのがベストです。
漫画を読んだり、テレビを見たりしていると、勉強していても、すぐに漫画やテレビが気になってくるのです。
また、机の正面や右側に窓が来ないように配慮します。良い景色を見ることでリフレッシュさせたい、
という気持ちがあってのことなのですが、これは気が散る原因になります。
次に、部屋の色は何色がいいかということになると、「青系」が良いとされています。
青は気持ちを落ち着ける効果があり、集中して取り組むことが出来るのです。
ただし、社会などを学習する際は、ワンポイント的に黄色などを置いておくと好奇心が出やすくなるとも言われています。
学習机につける椅子については、座り心地を重視し、フカフカの椅子を選ばれる方もいますが、
これは学習効率を考えると逆効果となります。むしろ、固い材質のものを選ぶと良いでしょう。
適度に筋肉に刺激があることで、脳が刺激され、集中力が高まります。
夜に勉強する際には、目が悪くならないようにと、部屋全体の灯りを明るくして、勉強することがあります。
しかし、これが集中力を出せなくする要因となることがあります。私たちも、夜寝る前に部屋の電気を消し、
手元だけを明るくして本を読むことがあると思います。その時は、非常に集中して読むことが出来ているでしょう。
これと同じ原理が働きます。
基本的には、机の手元を極力明るく照らすようにし、部屋全体はむしろ薄暗くすることがポイントです。
長時間の学習は、目に悪いのは間違いありませんので、時間を区切り、ケジメをつけてやるのが良いでしょう。
最後に、音楽を聴きながら勉強をしている子がいます。 これもよくありません。
基本的には無音状態で学習するのが一番です。
しかし、それでは逆に落ち着かないという方は、歌詞が頭の中に入ってこないクラシックや洋楽などをBGMとして聴くと、集中できますよ。