2012年5月19日
高知県 金環日食を観察しよう
来る、2012年5月21日(月)。
金環日食の日です。
金環日食とは、
太陽の中央部分が月によって大半を隠され、
はみだした外側の陽光がリングのように輝く状態のこと。
どうして、このような現象が起こるのか。
それは、地球の周りを楕円形に回っている月と地球との距離が日々微妙に変化しているからで、
月までの距離が遠くなって、月が太陽よりも少しだけ小さく見えるとき、
月の外側に太陽がはみだす金環日食となります。
高知県では、
6:15~8:49の時間帯に見ることができ、
7:26に太陽が月に隠れてドーナツ状になります。
具体的には、
【食の始め】 6:15:24 (6時15分24秒)
【金環日食の始め】 7:25:11
【食の最大の時刻】 7:26:46
【金環日食の終り】 7:28:21
【食の終わり】 8:49:35
高知県は、全国的にもその現象が観察しやすい地域ですので、ぜひ観察してみて下さい。
ただし、観測には日食専用グラスが必要です。
肉眼や双眼鏡などで見るのは、目を傷める危険があるので、厳禁です。
ちなみに、次の金環日食は2030年の6月で、観測できる地域も北海道に限定されるようです。
宇宙の神秘を実感できる貴重な機会であり、もしかすると、今年の高校入試で出題されるかもしれません。
これを機に日食への理解を深めてみてはいかがでしょうか。