2012年6月30日
高知県 鉛筆とシャープペン
小学生の憧れアイテムといえば、シャープペン。
鉛筆ではなく、カチカチと音を立てながらシャープペンを使って、勉強したいと思っている子も多いはず。
しかし、小学校ではほとんどの学校で、シャープペンではなく鉛筆の使用を勧められます。
これには、理由があって、
鉛筆の場合、芯が柔らかく、少しの力でも濃く書けるように作られています。
芯が太く重さもシャープペンの細い芯と比べてあるので、紙に書いた文字の振動が
手から脳に伝わり、脳の中で文字をイメージしやすくなるという効果があります。
実は、書いて覚えるときは、鉛筆の方が効果があるのです。
特に小学低学年の場合、この手から脳へ伝わる感覚がまだうまく作られていないので、
まずは鉛筆を使ってこのルートを構築しようという目的もあります。
ちなみに、シャーペンだと伝わってくる文字を書く振動が伝わりにくく、
小学生の場合は使いにくい上、脳の発達にもよくありません。
一方中学生は、鉛筆の持ち方や力加減もそれなりに習熟し、脳へのルートも構築された状態です。
さらに、中学からの学習は、ノートへの書き取りが増大します。
そういう意味では、扱いやすさ、手が疲れにくいかどうか、
消しやすさの点で優れているシャーペンの方が良いとされております。