2011年5月12日
長野県高校入試の判定の仕方
中学3年生の皆さまは、まだ部活動があるにもかかわらず、テストの範囲が広くなり、苦闘を強いられている方が多いのではないかと思います。中3になると、学校のテストや授業態度等もすでに受験に直接関わってくることはご存知でしょうか?勿論ご存じの方もいらっしゃると思いますが、今一度確認しておきます。
後期選抜入試は、当日の学力テスト結果だけでなく、調査書との総合評価により合否判定をします。
学力テスト500点満点を横軸とし、調査書に記載されている評定値45点満点(9教科×5段階)を縦軸とした相関図を作成し評価をします。ここで大事なことは、評定値の計算は中3の成績をもとに計算されることです(正確には中3の12月まで)。つまり、これから迎えるテストや提出物などの評価が、受験の成績に直結しているのです!
学校でこのような受験の仕組みを教えてくれる先生も少ないようで、毎年、夏休みに部活動が終わった後にその事実を知り、2学期から頑張り始める方が多くいらっしゃいます。しかし、その時点で約半分にあたる1学期が終わってしまっているので、志望校の基準評定値を下回っていると2学期に相当挽回をしなければなりません。しかも夏休みを過ぎると周りも一斉に本腰で勉強を始めますので、順位や成績も伸びにくくなります。
しかし逆に考えると、中1、中2で評定がよくなかった生徒さんも、中3の評定で頑張れば挽回できるということです!
部活動は最後の大会前で、ハードだということも十分承知しておりますが、先の受験や志望校合格のためにも5月、6月のテストで頑張り、最大限の評定が取れるように努めてみてください。