教育プランナーブログ

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長野県の中学では1日1ページの自由宿題形式を取り入れている学校がほとんどです。通称提出ノートと呼ばれ、英語・数学・国語の3教科をそれぞれ1日1ページ分、自分で学習内容を決めて、学校の先生に提出する形式です。

提出ノートは通知表の評価にも関わるため、きちんと提出しているお子様は多いですが、残念ながらそれを効果的に成果につなげているお子様は非常に少ないのが現状です。

 

提出ノートの問題点は、学習する内容を自由に自分で決められるため、できるところばかりやってしまったり、提出することが目的となり、書くだけの「作業」になってしまったりするところです。また、学校の先生も一人一人に適切な内容や単元を指示できないため、どうしても本人任せになり、提出率でしか評価できなくなってしまいます。数学でいえば単純な計算問題を10問やっても、文章や図形などの応用問題を10問やっても評価が同じなのです。それでは子供達がやりやすい単元ばかりやってしまうのも頷けます。

しかし、本来提出ノートの目的は、一度見たり書いたりしただけでは人間は覚えられないため、暗記できるよう、そしてテストでできるようにするために「反復して習得する」習慣をつけることです。

 

毎日提出ノートもやって勉強しているのに成績が上がらないというお子様は、もしかしたらできるところばかりやってしまっているのではないでしょうか。そこを1日3ページやっても4ページやっても変わりません。1日1ページでかまいませんので、もう一度提出ノートの目的と学習する内容を見直してみてください。

 

それは本当に今自分がやるべき内容なのか、本当は違う単元や問題をやった方が自分にとっては良いのではないか、それを考えて取り組めるようになれれば、同じ1日1ページでも、1ヶ月後、3カ月後、半年後には違った結果が出るはずです。

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