2012年11月28日
長野県 公立高校入試 数学のポイント
みなさん、こんにちは。家庭教師のトライ長野校です。
以前、公立高校入試の対策シリーズをお知らせしていました。
最近特に中学3年生の学習相談に乗らせていただく中で
気になったことがありますので、追加で「公立高校入試 数学のポイント」としてお伝えします。
「大問1」の計算問題は絶対に全て解けるようにしよう!
このことは多くの方が意識していると思います。
しかし、志望校のレベルや数学の目標点によっては、「全て解ける」では足りないケースがあります。
例えば、計算の課程で素因数分解が必要な時、
√48
これは
2×2×2×2×3 で 2×2√3 = 4√3 ※±省略
となります。丁寧に計算すれば必ず解ける問題です。
しかし、上位の進学校を狙うなら解く時間も気にしなければいけません。
この分解を
4×4×3 → 4√3
と解くだけで、1問5秒は短縮できます。「48」が「4」で割れると瞬時に判断できる計算力が必要です。
もちろん、計算問題をミスなく解ける力があることは前提です。
「121 144 169 196 225」はそれぞれ「11 12 13 14 15」の2乗の数
であることも覚えておきましょう。
例えば、「1億2345万6789 (123,456,789)」という数字を因数分解するとき何の因数で割りますか?
実はこの数字は「3」で割れます。各位の数字を全部足してみましょう。
1+2+3+4+5+6+7+8+9=45
45は3で割り切れます。よって「1億2345万6789」は3で割り切れる、ということです。
入試に1億の位の数字は出ないでしょうが、
「3で割り切れる数字の規則性」を知っておけば、格段に計算のスピードがあがります。
計算問題を完璧に解く、かつ時間を短縮できると、結果応用問題に割ける時間が増え、
高得点につながります。伸び悩んでいる方は取り組んでみてください。