2012年12月11日
長野県 医学部受験 ~小論文の書き方①~
みなさん、こんにちは
家庭教師のトライ 長野校です。
前回に引き続き「医学部入試」に関する事をお伝えしていきます。
今回は「小論文の書き方①」です。
[Ⅰ]「小論文」(医学・歯学・薬学系)の基本
(1)「小論文」とは何か?
与えられた課題に対して、「理由」「根拠」を基に「自分の意見」を述べる文章。
(2)出題形式の種類
① テーマ・一行型
与えられた設問文を読んで、問われていることについて述べるもの。
② 課題文型(最頻出)
与えられた日本語の文章を読んで、設問で問われていることについて述べるもの。
③ 資料型
与えられた資料(文章・図表・グラフなど)を読み取り、設問で問われていることについて述べるもの。
④ 英文型
与えられた英語の文章を読んで、設問で問われていることについて述べるもの。
(3)「小論文」の質は何で決まるか?
① その主題(テーマ)についての「理解の深さ」
(その問題の「本質」をどのくらい理解しているか?)
「主題」についての「理解の深さ」は、その主題についての知識・情報の量に大きく左右される。
その主題についてよく知らないまま小論文を書くと、自分の経験と思いつきだけで
書くことになってしまい、表面的な浅い内容のものしか出来ないことを知るべきである。
現代の「医療問題」について、参考書や新聞などで頭の中に知識・情報を蓄えていく必要がある。
② その主題(テーマ)についての「意識の高さ」
(医療分野で必要とされる「意識」が形成されているか?)
医療問題についての「深い理解」を基に、医療や患者に対する「高い意識」が
形成されていることを示すことが不可欠である。
「高い意識」とは、
・ 患者の「生命」
・ 人間の「尊厳」
に対する「かけがえの無い」という認識である。
(4)「小論文」は、どのような「観点」で評価されるのか?
① 医療に対する「熱意・情熱」 <使命感>
② 患者の立場に立った「倫理観」 <人間愛>
③ 医療の専門職としての「科学的な適性」 <科学的な思考力>
④ 文章の妥当性・論理性 <論理的な思考力>
以上で①は終わりです。
続きは次回、「長野県!医学部受験 ~小論文の書き方②~」でお知らせします。