2014年6月4日
長野県 高校入試制度
こんにちは。中学3年生は今年いよいよ受験生となります。
部活をやっている皆さんは、夏、吹奏楽部などは秋ぐらいまで活動するケースもありますが、
それが終わればいよいよ受験一色です。
そして、その時期に備えて、今から知っておかなければならないことも多いのです。
今回は、長野県の高校入試についてご説明します。
◎通学区について
高校は、公立高校と私立高校、大きくこの2つに分かれます。
また長野県は東西南北広くエリアが存在しますが、現在はこの「通学区」をこえて、
たとえば上田から「長野高校」に通うということも可能です。
◎内申点について
入学試験選抜においては、「内申点」と「学力検査点」が重要視されて合否が決まります。
内申というのはつまり、所属中学から出される「調査書」で、日頃の成績が評価されたものです。
9教科を5段階評定で45点満点となります。
これは3年生の成績(12月末まで)が評価対象となります。
テストはもちろんですが、学校で課される提出物についても見られますので、必ず出すようにしましょう。
◎前期試験と後期試験
公立高校選抜においては、「前期試験」「後期試験」があります。
「後期」は全ての高校で行われますが、「前期」は行われない学校がありますのでご注意下さい。
後期はおおむね3月上旬に行われる学力検査で合否判定されます。
前期は「自己推薦」という形式で、面接や作文が課されることもあります。
ちなみに後期の試験問題は、公立全統一問題(翌日の新聞に掲載されます)です。
つまりどの学校の受験生も同じ問題を解くことなります。
「過去問題」は公表されていますし、本にもなっていますので、事前に取り組んでおきましょう。
受験がさし迫った時期に家庭訪問をさせて頂くと、
「過去問を知らない」「やってない」という声を聞くことがあり驚きます。
後期の学力検査は5教科各50分を一日で取り組みます。
集中力も体力も相当消耗しますので、事前に時間を測って受験シミュレーションをしておいてください。
また、学力検査がどの教科から始まるか知っていますか?
国語、数学、社会を午前中から実施して昼休憩(お弁当持参です)。
午後に理科、英語を実施して終了です。
また、時期が来ましたら本番時の注意事項など詳しく触れたいと思います。
どんな問題が出題されるのか、科目ごとにどのような傾向があるのか、
長野県の教育委員会のホームページなどでも参照できる部分がありますのでご確認下さい。
以上、公立高校を中心に述べましたが、他にも私立高校や国立である長野高専もあります。
長野高専は試験制度も独立しています。
5年制で授業内容も大学と同等の内容を含み、卒業後は「準学士」が取得できます。
学生1名に対して19という超高倍率の求人があり、学校の公表では、
全生徒が就職ないし大学への編入進学など、100%進路が決まっています。
自分がこの先何をしたいか、どんな学校に行きたいかを明確にして、
それを実現するためにも情報を探ってみることが大事です。