2014年6月5日
長野県 ノートの取り方について
今回は、効果的なノートの取り方について考えてみます。
既に、自分なりの工夫をこらした「オリジナルノート」をバッチリ作成している人もいれば、
なかなかうまくまとまらなくて実は困っている、といった人もいるでしょう。
ぜひ参考にしてみて下さい。
◎ノートを分ける
まず、ノートの取り方以前に、皆さんはきちんとノートを「分けて」いますか?
「教科別」「学年別」のノートを分ける。
さらに「学校授業用」と「自習用」や「塾や家庭教師用」のノートを分ける。
面倒くさいからといって全て1冊にまとめていては頭の中が整理できません。
せめて教科別に分けて、頭を切り替えるという事がとても重要です。
◎授業用ノートの作り方【予習】
事前に「予習」として、自分でざっとでいいですので教科書を読んで、
気になった事、疑問、分からないことなどを書き出しておく。
その上で、授業に臨むことによって「自分が疑問に感じた事の答えを知ろう」という気持ちが働き
授業に集中できるようになります。
◎授業用ノートの作り方【授業中】
たとえば数学の場合。
まず問題を、そのまま「問題」として正確に書き写す。
そして、後でその問題に何回も取り組めるように、少し下にスペースを取って解答を書きます。
(再度挑戦する時は、その部分を紙などで隠します)
自分の回答は黒字で記述し、間違えた場合は別の色(赤や青)で囲みや訂正を「添える」。
ここが重要です。『間違えたからといって絶対消しゴムで消さないこと!』
多くの生徒さんが間違えるとすぐに消しゴムを使うのですが、それではいけません。
なぜまちがえたのか、どこをまちがえたのか、そこが大事なのです。
それから、「ノートを取る」「見た目がきれいなノートを作成する」事が本質ではないので、
まずは先生の説明に集中してください。
授業中に、教科書に載っていない、先生が「口頭」で補足したことは、重要なことが多いので、
赤字などでノートに書き残しましょう。特に先生が強調した所はそれと分かるようにノートでも強調してください。
◎授業用ノートの作り方【復習】
ここまでできれば、あとは「復習」として、帰宅後すぐに、その日出された問題や、類題を解いてみると
非常に効果的です。その時に、解けたら良し、解けなかった場合には、必ず答えを見て理解した上で、
その部分にポストイットを貼っておきましょう。
その時に、解説を読んでも理解できない場合は、目立つ別の色のポストイットを貼っておいて、
できれば早いうちに解決してください。学校の先生に聞くか、家庭教師を活用しましょう。
また、解けなかった問題は、後日必ず再挑戦してください。
問題に取り組む際に、その時の日付も書いておくとなお良いでしょう。
以上、参考にして取り組んでみてください。
なお、全体的に、あまりにも詰め込みすぎた、空きスペースの無いきゅう屈なノートより、
ある程度スペースを空けたノートの方が、後で見返しやすいですし、
追加で書き込んだりできるので活用しやすいです。
これらを参考にしていただきながら、自分にとって最適なノートの取り方を考え、改善していきましょう。
今までただ漫然と取っていたノートとはまるで別物のように輝くと思います。